更年期の方が全員チェックをつけた項目は?
以前の記事で、更年期障害や月経痛などの病気の背景にあるものを自分で気づくためのチェックシートをご紹介しましたが、クリニックでも同じチェックシートをお渡ししています。潜在意識の抵抗が大きい人ほど、お渡ししてもチェクしてみなかったり「なくしちゃいました」と言って持って来られなかったりはするのですが・・・
更年期障害の方のチェック項目を拝見して、全員が必ずチェックをつけている項目がありました。
ちなみに、更年期障害の方用のチェック項目はこちらです。
□幕を閉じることに対して抵抗を感じていた
□もう必要とされなくなるのではないかという不安を抱えていた
□老いることへの恐れを感じていた
□今の自分を受け入れられず拒絶していた
□今のままでは「十分ではない」と感じていた
□あるのが当たり前だと思っていた
□常に「足りない」と感じていた
□休んだり立ち止まったりすると「おいて行かれる」気がしていた
□認めてもらっていると実感したことがなかった
□強制終了されるまで頑張り続けなければいけないと思っていた
□「私がやらなければ誰もやってくれない」という気持ちを抱えていた
全員に共通しているチェック項目、どれだかわかりますか?
更年期の方なら、すぐにわかるかもしれません。
正解は、最後の『「私がやらなければ誰もやってくれない」という気持ちを抱えていた』です。「やってくれない」の内容は、子どものことだったり、親の介護だったり、仕事の業務だったり、色々なのですが、本当に皆さん見事にこの項目にチェックをつけていらっしゃるのです。ちなみに、このような方は、ほぼ100%肩こりも訴えられます。
更年期という時期でなくても、抱えうる感情ではあると思いますが、更年期という時期は環境的にも年代的にも、このような感情を抱えてしまう可能性が高くなってしまうのかもしれません。
もし、あなたが「自分も当てはまるな~」とおもったら、1つ簡単なエクササイズをご紹介しておきます。
リュックタイプのカバンか、ショルダータイプのカバンに、家の中にある「持ち上げられる重さの中で一番重いと感じているもの」を入れて、よっこいしょと担いだら、「躊躇せず」どすんと肩からおろしてください。それを、「あ~スッキリ」と思うまで繰り返します。ポイントは、「躊躇せず」床にどすんとおろしてしまうことです。