医師が解説「不正出血の原因と治療」
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受診なさる患者様の訴えで多いのは月経不順や月経痛などの月経関連症状ですが、「不正出血」も受診のきっかけとして比較的多い症状のひとつです。「不正出血」自体は病名ではなく、月経以外に出血したという症状を表しています。月経の時期とは明らかに違うタイミングで不定期に出血したり、月経が終わったと思ったらまたすぐに少量の出血があったり、性行為の後に出血したり、閉経後なのに出血が見られたら、それらはすべて「不正出血」ということになります。
月経不順の方の中には、毎回周期も月経量もバラバラなので、どれが月経でどれが不正出血なのか区別がつかないという方もいらっしゃいます。月経が短い周期で何度も来ると訴えている方を診察すると、月経は正常な周期で来ていて、月経と月経の間でクラミジア感染による少量の出血を繰り返していた、というパターンもあります。
不正出血の原因としては次のような状態が考えられます。
*月経不順に伴う中途半端な出血
*排卵期(中間期)の出血
*子宮頚管ポリープ
*子宮内膜ポリープ
*子宮内膜増殖傾向
*クラミジアや淋菌感染による炎症
*閉経後の萎縮性膣炎
*子宮頸がんや子宮体がん
*妊娠
*原因不明の機能性子宮出血
不正出血があった場合は、年齢や出血のパターンによって、これらの原因がないかを検査で確認していきます。原因検索のために必要な検査は次のようなものがあります。
*子宮頸がん検査→性交経験があって1年以内に検査を受けていなければほぼ必ず行います
*子宮体がん検査→40歳以上や超音波検査で子宮内部が厚くなっている場合などに行います
*超音波検査→ほぼ全例に行います
*クラミジア・淋菌検査→性行為の経験がある方に行います
*ホルモン検査(採血)→月経不順傾向がある場合や年齢的に更年期が近い方に行います
これらの検査で、何も異常がなく、月経と月経のちょうど間くらいに少量の出血がある場合は「中間期出血(排卵期出血)」と呼ばれるものの可能性が高く、通常は何もせず様子を見ても問題ないものです。気になる場合は、ピルで排卵を抑えて症状が改善するかどうかを見ていきます。
子宮頚管ポリープがあればポリープ切除を行いますし、クラミジアなどの感染が見つかれば適切な抗生剤で治療します。子宮内ポリープや子宮内膜増殖傾向によるものは、ピルで子宮内膜を整える治療が有効なため、3か月程度ピルを服用することが多いですが、年齢や基礎疾患によっては他のホルモン剤を使う場合もあります。
注意が必要なのは、子宮頸がんや子宮体がんです。不正出血のパタンだけで、それが「悪い物からかどうか」は判別することはできません。明らかな出血が見られる以外にも、織物が茶色やピンク色になっている場合も、それは出血が混ざっているというサインです。いつもと違う出血がごくわずかでもあったら、できるだけ早めに婦人科を受診してくださいね。
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