あなたは病気をやめられない人?あっさりやめられる人?~その7~
病気をやめる8つのポイントの6番目は、「人から好かれたい・嫌われたくない・認められたいと思っている」かどうかのチェックです。
よく「憎まれっ子世に憚る」と言いますよね。逆に「あんなにいい人なのになんで若くして亡くなってしまうのでしょう」と言われる、「どこからどう見ても『いい人』」が膠原病やがんを患っているケースもよく見受けられますよね。
なぜだと思いますか?
はじめの頃に出てきたポイントで、「外的基準」は病気の根源であるとお話ししました。この、「外的基準」って、産まれた時から持っている人はあまりいません。自分が2~3歳の頃のことを思い出してみてください。ほとんどの人は「こんなことを言ったら変に思われるかもしれない」とか「こんなことをしたら相手に嫌われるかもしれない」と考えて行動はしていなかったと思います。
我が家にも娘が2人いますが、少なくとも5歳になったばかりの次女は、毎朝「私が着たい服」を選んで「私がしたい髪型」をお母さん(私です)に(時間の都合も全く気にせず)リクエストして、「私が歌いたい時に歌って踊りたい時に踊って」います。誰かに好かれたいとか、変に思われたくないとか、認められたい、といった発想はほとんど見受けられません。これを「内的基準」での行動と言います。「外的基準」の逆ですね。
初めは内的基準でおかまになく行動していたのに、親との関係や、親の口癖や、物心ついてからの様々な体験の積み重ねから、段々と「人の目を気にする」ようになり、内的基準から外的基準に移行してしまうケースがほとんどです。最初は、お母さんの気をひきたいとか、お父さんの機嫌を損ねないようにしようとか、誰か身近な人に対して「好かれたい・嫌われたくない・認められたい」と感じることが多いでしょう。
「人から好かれたい」と思っていたら、脳は対比として「人に嫌われている記憶」が必要だと判断します。前回解説した、「脳は逆に作用する」の原理ですね。
そのため、「人から好かれたい」と思えば思うほど、人から嫌われるような出来事を作り出しては「人に嫌われている記憶」を強化していきます。そして、「あ、これではもっと人に嫌われてしまう。人に好かれるようにしなきゃ」という思いが、人の顔色を窺って「外的基準」で行動するというパターンをさらに強固なものにしてしまうのです。
「憎まれっ子世に憚る」の、「憎まれっ子」とは、簡単に言うと「空気を読まずに自分のやりたいように行動する人」の事です。外的基準ではなく内的基準で行動しているので、病気にはなりにくいのです。
でも、外的基準で「本当の自分を押し殺して」生きている人から見ると、「何なの、あの自分勝手な人」と捉えられてしまいがちです。世の中、どちらかというと外的基準の人が多く、特に日本人は良くも悪くも「和を重んじる」「人と同じだと安心する」という特性を持っていますから、「超」内的基準でやりたいように生きている人が「憎まれっ子」になってしまうだけなのです。本当は、「憎まれる筋合いはない」人がほとんどだと思われます。
かくいう私も、ある立場の人から見たら「憎まれっ子」かもしれません(笑)
かなり最近まで、私自身も外的基準になってしまうことがありました。ある立場や状況においては、「こうすべき」「こうあってはならない」という基準で行動していたことがあったのです。元々、勉強や仕事に対してはかなり内的基準が強く、小さい頃から親が持っている基準より自分の基準の方が厳しいので、「親に褒められたい」とか「親に認められたい」という思いから何かを頑張るということはほぼ皆無でした。今でも、仕事の成果などはほぼ内的基準です。
でも、プライベートのシーンや、特に「お母さん」をやっている時は、なぜか外的基準が強くなる傾向がありました。「白い目で見られたくない」「自分がやっていることを否定されたくない」という思いがあって、どうしても世間一般の「常識」や「人がどう思うか」を気にしてしまっていたのです。
トランスフォーメーショナルコーチの技術を学んで、自分の中にある信じ込みや不必要な価値基準を整理していくうちに、「人から嫌われること」が全くと言っていいほど気にならなくなってきました。人がどう思うかが、本当に「ど~でもい~~~~」ことになったのです。本当に心底「そんなのど~でもい~~~~」と思えるようになったのは、実は自分への絶対的信頼が産まれてからでした。「私が世間や人に対して悪影響を及ぼすような事を『やりたい』と思うわけがない」という絶対的な信頼が産まれたので、その自分がやりたいと思ったことをやって人のためにならないわけがないし、それを受け入れたくない人は自分が一緒にいる必要がない人なのだということがハッキリしたわけです。
この「嫌われたくない」という思いからの解放が起きると、逆に人を引き寄せてファンを増やしていくことも可能になります。
「脳は逆に作用する」という特性を利用して、脳内ストラテジーを調整していけばよいのです。具体的な方法が知りたい方は、梯谷先生のセミナーを受けてみるか、セッションを受けてみることをお勧めします。
次の記事では、7番目のチェックポイントである「日常なかの大半の時間を脳の苦痛系を刺激する使い方で過ごしていないか」について解説していきますね。
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