やっと臨月に入りました
いつもクリニックをご利用くださってありがとうございます。
おかげさまで無事臨月に入り、出産までカウントダウンとなりました。
出産はいつになるか分からないため、出産に伴う診療時間や診療枠の変更で患者様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をいただければ幸いです。
ご利用の患者様にご不便をおかけすることには、大変申し訳ないと感じていますが、個人的には、妊娠・出産のために女性がお仕事をお休みすることを「迷惑」とは考えない社会を目指したいと考えています。
残念ながら、妊娠・出産を「個人の勝手」ととらえてしまう風潮が社会全体や一部の企業にはあるように感じることもしばしばあります。
実際は、妊娠・出産は個人のレベルで抱えるものではなく、社会全体が応援すべき大きな社会貢献であり、未来を作り出す大切なお仕事です。
私自身が妊娠・出産・子育てを経験しながら仕事を続けるということを実践してみて、ただ仕事だけをしている時の3倍以上の負担だということを実感しました。逆に言えば、妊娠・出産・子育て中の女性に一般男性と「同じ仕事」をするようにと求めることは、一般男性に仕事量を3倍以上に増やせというようなものなんです。
そういったことをちゃんと理解して、妊娠・出産を控えた女性をサポートする「あたたかい意識」が社会にも企業にも必要だと思います。そして、妊娠・出産をする女性自身は、周りの協力に感謝は必要だけれども「申し訳ない」と思う必要はないということを心にとめて、もっと堂々と胸を張って「母親」になってほしいなと感じています。