断乳と卒乳
先週から始めた次女の断乳は、夫の協力によって何とかうまくいきそうです。まだ夜は何度か泣いて起きますが、授乳していた時のように1時間ごとに起きるといったことはなくなってきました。食事の途中で母乳を欲しがることもなくなったので、食べる量が一気に増えてお姉ちゃんのご飯まで食べてしまう勢いです(^^;)
次女は長女に比べたら離乳食もある程度食べてくれていたので、今回は「卒乳」にしようかと考えていたんですが、1歳になってすぐにRS感染で体調を崩した辺りから、また母乳中心に逆戻りして食事量がガクッと減ってしまったので、涼しくなったタイミングで「断乳」を決行しました。
といった話を母親にしたら、「断乳と卒乳って違うの?」と・・・3人も育てている母でさえ、両者の違いを知らないんだな~とちょっと驚いたんですが。
一般の方は「断乳」と「卒乳」の違いをあまり認識していないかもしれませんね。
断乳というのは、漢字の通り「授乳をやめる」のであって、親の意志で決めることです。
卒乳というのは、「自然に母乳から離れていく」のであって、止め時を決めるのは子どもの方です。
私の場合は、「今日から母乳はおしまいね」と私の方でやめるタイミングを決めて、子どもが母乳を欲しがってもあげないので「断乳」です。断乳に子どもの意志は入っていません。きっと娘にとっては青天の霹靂です。突然母乳をもらえなくなって、不安やさみしさが強かったのではないかと思います。
3日間は泣き続けていましたが、段々と母乳がないことに順応してくれました。その代わり、今まで以上に抱っこ星人になってます。
もしかしたら断乳は子どもにとって人生初の「あきらめ」を学ぶ時なのかもしれないですね。
卒乳は子どもが自然に母乳を欲しがらなくなるまで授乳を続けるので、人によっては3歳や4歳になってもまだ授乳していますというケースも見受けられます。年齢が上がっても授乳を続けることに対しては様々な意見があり、年齢は関係なく授乳し続けても問題ないという人もいれば、あまり長く授乳し続けることは弊害があるという人もいます。
次の妊娠を希望している方であれば、卒乳を待っていると妊娠が目指せないので、断乳を促すことが多いのですが、授乳をやめなければいけない理由がなければ子どもの意志に任せて自然に離れていくのを待つのも一つの選択です。
卒乳がいいのか断乳がいいのか、それはお母さんと子どものそれぞれの事情や考え方によって異なります。何が「正解」というものでもありません。
私は2回とも、断乳中に子どもがあまりにも泣くと何だかかわいそうなことをしているような気分になってしまっていましたが、断乳後の食べっぷりと熟睡できるようになった姿を見て「ああ、断乳してよかったんだな」と感じました。頑張って断乳を受け入れてくれた娘に、感謝感謝です。