婦人科の病気

 

ピルの連続服用と周期投与はどちらがよい?【横浜の婦人科】

ピルを休薬しない連続服用とは?(横浜駅 おすすめ 近くの 婦人科)

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<<この記事の執筆者>>

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

ポートサイド女性総合クリニック院長

横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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月経困難症つまり生理痛の治療薬として発売されているピルには「低用量」と「超低用量」があり「超低用量」のピルには「周期投与」と「連続投与」という2種類の服用方法が選択できるタイプがあります。

ピルは婦人科以外でも処方してもらえますが、「どの種類がいいのか?」「どういう飲み方がいいのか?」なども相談したい場合は、産婦人科でピルを処方してもらった方がいいかもしれません。

 

 

「周期投与」は、「周期的に月経様出血(消退出血と言います)を起こす」方法で服用するという意味です。21日間実薬を服用し、7日間休薬するか、24日間実薬を服用し4日間偽薬を飲むことによって、28日サイクルで定期的に消退出血を「来させ」ます。

一方、「連続投与」は、実薬を服用する期間を引き延ばすことによって消退出血の間隔を28日よりも延長して「年間の出血回数を減らす」方法です。

具体的には、実薬を77日間服用して7日間休薬するタイプと、実薬を最長120日まで連続服用して4日間休薬するタイプがあります。簡単に言うと、毎月休薬せず、3~4か月に1回休薬することで、消退出血の回数を年間3~4回に減らすことができるということです。

 

 

連続投与のメリットは?(横浜市 婦人科 評判いい 女医 土曜日)

毎月ピルを休薬する「周期投与」のメリットは、「生理が毎月来る」ことで安心感を覚える方にとっては「周期が整う」というメリットがあります。また、毎月出血を確認することで「妊娠していないことの確認」をしている人にとっても、周期的に出血があることが安心につながるでしょう。

 

しかし、医学的には毎月出血を「わざわざ来させる」メリットはなく、むしろ、トータルの出血量が増えたり、毎月痛みを感じることによるデメリットの方が大きくなる可能性があります。

 

実際、内膜症のリスクはトータルの出血量と比例して高くなるというデータもありますので、毎月出血を来させるより年間3~4回の出血で済ませた方が内膜症リスクも減らすことができるのです。

 

 

ピルを休薬せずに次のシートを飲む「連続投与」のメリットは、出血回数を減らすことによって、月経前後の不調を感じる回数を減らし、貧血も予防でき、内膜症リスクも下げることができるという点が挙げられます。

ピルを飲んでいても、PMSの症状が休薬前から休薬中に出てしまうという場合も、休薬の回数を減らすことによって、不調が出る期間を減らすことが可能です。

 

 

休薬しないデメリットは?(横浜市 おすすめ 婦人科 女医 土曜日)

休薬せずに飲み続けるデメリットとしては、連続服用している途中で不正出血が起きてしまうことがあるという点です。長期間服用し続けることによって、途中の不正出血は起きにくくなりますが、患者様のお話からの印象ですと、飲み初めの3~6カ月間は「3シート連続しようと思ったけれど途中で出血してしまった」といったことが起こりうるようです。

どのくらいまで飲み続けると出血が起きるのか、自分のリズムがつかめてくると、思わぬ出血が起きる前に休薬をとったりしてうまくコントロールしていけます。

 

 

よく、「出血が来ない間は子宮の中に『不要なもの』がたまっていくのですか?」ということを質問されますが、ピルの働きとして出血の元となる「内膜」を「厚くさせない」という効果があります。なので、飲み続けている間も子宮の中に内膜が「たまらない」ようにしているのです。

毎月子宮から出血させないと、余分な血液がたまったり、体の中に「デトックスできない」ものがたまる、という心配は全くありません。そもそも、生理の時に出てくる血液は、子宮内に作られた「内膜」であって、体内にたまった「毒素」ではありませんので、月1回の出血で「デトックス」しているわけではないのです。

 

 

実際、28日周期で出血を来させていた時よりも連続服用した時の方が出血量が減ってきたという方の方が多いので、「3カ月出血を止めていたら3か月分たまりにたまった分がどっと出るのではないか」という心配は不要です。

 

 

 

当院では、すべての種類のピルを処方しています。

ピルの種類も徐々に増えてきていますから、ぜひご自身のライフスタイルに合ったピルをチョイスしてみてくださいね。

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日付:2026年6月11日  カテゴリー:生理痛

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おりものが臭う・色が濃い・茶色い・量が増えた・・・全部要注意!

性病検査はどんな時に必要?(横浜市 婦人科 女医 おすすめ)

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<<この記事の執筆者>>

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

ポートサイド女性総合クリニック院長

横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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最近、性感染症の検査で異常が出る方が少々増えてきています。中には、「ちょっと痒いだけ」という症状で念のため調べてみたらクラミジアが陽性だったというケースもあるので(通常クラミジア感染で痒みは出ません)、症状の有無にかかわらず定期的な検査をお勧めしたいところではあるのですが。

 

職業的に定期検診が必要なケースを除くと、なにも症状がないのに性感染症の検査を定期的に受けています、という方はまれでしょう。通常は、かゆみやおりものの異変など、何か気になる症状が出て初めて婦人科にいらっしゃいます。

 

痒みはないけれどおりものが増えたり臭いがきつくなったりした場合や、おりものに出血が混ざっていた場合は、できるだけ早く受診した方がよいでしょう。

一時的におりものが増えて自然に治ることもありますが、それが単なる雑菌による症状だったのか性病だったのかは、症状や経過だけで判断することはできません。

 

 

女性の性病で最も多いのは「クラミジア」(横浜市 評判いい 婦人科 土曜日)

女性の性感染症の中で最も頻度が高いのは「クラミジア頚管炎」ですが、実はクラミジアに感染していても6~7割の方は無症状というデータもあるくらい、自覚症状が出にくい感染症です。

 

症状が出るとしたら、下記のような症状が一般的です。

おりものの臭いが強くなった

おりものの量が増えた

おりものの色が濃くなった

おりものに血液が混ざる

腹痛や性交痛が気になる

これらの症状が少しでも気になったら、様子を見るのではなく直ちに婦人科を受診しましょう。

 

 

また、性感染症を予防する方法はコンドームを「最初から最後まで正しく使用」するしかありません。

たとえパートナーが1人だけでも、結婚していても、相手が感染していたらうつるのです。

 

妊娠を希望している時以外は、必ずコンドームを「正しく」使いましょう。また、妊娠をする場合は、「コンドームを外す前に」お互いに一通りの性感染症の有無をチェックしておくことをお勧めします。

 

性病検査は何をする?内診は必要?(横浜駅 おすすめ 近くの 婦人科)

 

一般的に「性病検査」として行うのは、「おりものをぬぐい取る検査」と「血液検査」です。

おりものの状態を見たり、それをぬぐい取って検査に出すため、内診が必要です。

その他に、外陰部の状態を目で見る「視診」を行います。

それぞれの検査で分かる病気は以下のようなものです。

 

*おりものの検査⇒クラミジア・淋菌・トリコモナス・マイコプラズマ

*血液検査⇒梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HIV・ヘルペス

*視診⇒ヘルペス・尖圭コンジローマ

 

「病気」が疑われる場合は、保険で検査が可能ですが、肝炎やHIVの検査を保険で行うことは難しいため、「性病検査を一式全部したい」という場合は自費診療になります。

気になる症状があれば、その症状を引き起こしうる病気だけ保険で検査を行うことが可能です。

 

少しでも心配なことがあれば、まずは婦人科を受診しましょう。

 

ご予約はこちらから

日付:2026年6月10日  カテゴリー:性病

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どこからが生理不順?何日ずれたら受診すべき?【横浜市の婦人科】

どこからが生理不順?何日ズレたら婦人科を受診するべき?【横浜駅近くの婦人科・女医】

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清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

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横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

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女性の月経の悩みの中で、もっとも多いのが **「生理不順(月経不順)」**です。

 

生理の周期が毎月バラバラ

 

生理が1〜2週間遅れることがある

 

月経が来たり来なかったりする

 

生理が長引く

 

2〜3ヶ月来ないことがある

 

このような症状があると、

 

「これは生理不順なの?」

「何日遅れたら病院に行くべき?」

「婦人科に行くほどではない?」

 

と悩む方が多くいらっしゃいます。

 

横浜駅周辺で婦人科を受診される方からも、

「どこからが生理不順なのか分からない」という相談はとても多いです。

 

この記事では、

 

生理不順とは何か

正常な生理周期の目安

生理が何日遅れたら受診するべきか

年齢別の生理不順の特徴

婦人科を受診した方がよいケース

 

について、婦人科専門医の立場からわかりやすく解説します。

 

 

生理不順とは?生理周期がバラバラだと異常?

 

「生理不順」とは、「規則的な月経周期から外れている状態」を指します。

 

ただし、ここで重要なのは、毎月まったく同じ日に生理が来なくても正常ということです。

 

人間の体は機械ではありませんので、

毎月ぴったり同じ日に月経が来るとは限りません。

 

例えば

 

28日周期の人が30日周期になる

30日周期の人が32日周期になる

 

程度の変化は 正常範囲内です。

 

 

正常な生理周期は何日?

 

生理周期とは、

 

「前回の生理が始まった日から次の生理が始まる前日まで」

 

の日数を指します。

 

多くの方が「生理が終わった日」を基準に考えていますが、

実際は 生理が始まった日が基準になります。

 

正常な生理周期の目安は

 

25日〜38日

 

です。

 

この範囲内であれば、

 

✔ 毎月多少ズレる

✔ 数日前後する

 

ことは問題ありません。

 

 

生理が何日遅れたら生理不順?

 

よくある質問が

 

「生理が何日遅れたら生理不順ですか?」

 

というものです。

 

医学的には、

 

✔ 月経周期が24日以下

✔ 月経周期が39日以上

 

の場合に 月経不順と判断されます。

 

つまり、

 

25〜38日 → 正常

24日以下 → 頻発月経

39日以上 → 希発月経

 

となります。

 

 

生理周期45日は異常?

 

生理周期が45日など、

39日以上になる場合は生理不順です。

 

ただし、

 

1回だけ遅れた

ストレスの多い時期だった

睡眠不足だった

 

などの理由で一時的に遅れることもあります。

 

普段28日周期の方が

 

35日周期

40日周期

 

になることは珍しくありません。

 

ただし、普段より2週間以上遅れる場合は注意が必要です。

 

 

生理不順の種類

 

生理不順にはいくつかの種類があります。

 

頻発月経=生理周期が 24日以下

希発月経=生理周期が 39日以上

無月経=3ヶ月以上生理が来ない

無排卵月経=排卵が起きていない月経

 

無排卵月経は、

 

見た目は普通の生理

周期も整っている

 

ことがあるため、

基礎体温を測らないと分からないこともあります。

 

 

年齢別:生理不順の特徴

 

生理不順は年齢によって原因が変わります。

 

10代の生理不順

 

10代は生理周期が不安定なことが多いです。

初潮(初めての生理)から2〜3年間は周期が安定しないことがあります。

これは、排卵周期がまだ安定していないためです。

そのため

 

✔ 周期がバラバラ

✔ 少量で終わる

✔ 月によって来ない

 

ということも珍しくありません。

 

10代前半の生理不順は自然に整ってくることも多いです。

 

 

20代の生理不順

 

20代になると、通常は月経周期が安定してきます。

 

そのため

 

✔ 20歳以降に生理不順が始まった

✔ 生理が2ヶ月以上来ない

 

場合は、

 

ホルモンバランスの異常

卵巣機能の問題

 

などがないか確認することが重要です。

 

 

生理不順の原因

 

生理不順の原因として多いものは、

 

✔ ストレス

✔ 睡眠不足

✔ 体重変化

✔ ホルモンバランスの乱れ

✔ 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

✔ 甲状腺疾患

✔ 卵巣機能低下

 

などがあります。

 

特に

 

受験

就職

転職

引越し

 

などの生活環境の変化は、生理周期に影響することがあります。

 

 

生理不順はどこまで様子を見ていい?

 

元々生理が順調だった方が

 

✔ 1〜2ヶ月不規則

✔ その後元に戻る

 

のであれば、

あまり心配いらないことも多いです。

 

女性の体は非常にデリケートなので、

ストレスで排卵が遅れることがあります。

 

その結果、生理が2週間程度遅れるとがあります。

 

 

基礎体温をつけてみよう

 

生理不順を確認するためにおすすめなのが基礎体温の測定です。

 

基礎体温を測ることで、

 

✔ 排卵しているか

✔ ホルモンバランス

✔ 月経周期

 

を把握できます。

 

 

婦人科を受診した方がよいケース

 

次のような場合は、

婦人科の受診をおすすめします。

 

✔ 生理が60日以上来ない

✔ 3ヶ月以上生理がない

✔ 月経周期が極端に短い

✔ 生理痛が強い

✔ 不正出血がある

 

特に

 

3ヶ月以上生理が来ない場合は必ず受診してください。

 

これは

 

無月経

 

と呼ばれる状態です。

 

 

生理不順と避妊の関係

 

生理不順の方の中には、

 

「生理が遅れるたびに妊娠が不安」

 

という方もいらっしゃいます。

 

その場合、低用量ピル

 

を服用することで

 

✔ 生理周期が安定

✔ 確実な避妊

✔ 生理痛の軽減

 

といったメリットがあります。

 

 

生理不順は体からのサイン

 

「受診するほどではないけど、なんとなく生理が乱れてきた」

 

という場合は、

 

体が

 

「少し休んでほしい」

 

というサインを出している可能性もあります。

 

ストレスケアとして

 

✔ 睡眠

✔ リラクゼーション

✔ アロマ

✔ 軽い運動

 

などを取り入れるのも良いでしょう。

 

 

横浜駅近くで10代でも安心して生理不順の相談ができる婦人科

 

当院では

 

✔ 生理不順

✔ 月経周期の乱れ

✔ 無月経

✔ ホルモン検査

✔ ピル相談

 

などの診療を行っています。

 

「生理が何日遅れたら受診するべき?」

「周期がバラバラで不安」

「生理が来ない」

 

など、気になる症状があればお気軽にご相談ください。

 

女性医師が丁寧に診察いたします。

 

 

まとめ|生理不順の目安

 

正常な生理周期は25〜38日

 

受診を検討する目安

 

✔ 39日以上

✔ 24日以下

✔ 60日以上来ない

✔ 3ヶ月無月経

 

生理は女性の健康状態を示す重要なサインです。

 

「たかが生理」と思わず、

気になる症状があれば婦人科で相談してみましょう。

 

 

◆◆◆関連記事◆◆◆

こちらもご参照ください

「月経周期(生理周期)の正しい数え方~専門医が基礎知識から不妊治療への活用法まで徹底解説~」

 

 

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日付:2026年6月10日  カテゴリー:婦人科の病気,生理不順

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生理不順の治療

生理不順は「薬」でないと治らない?(横浜 婦人科 女医 おすすめ)

 

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<<この記事の執筆者>>

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

ポートサイド女性総合クリニック院長

横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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 無月経や月経不順の治療は基本的に「薬物治療」つまり薬によるものが中心になります。ただし、他のホルモンが悪さして二次的に月経不順になっている場合は、まず大元の病気を治療します。

 

 例えば、月経不順の原因が、高プロラクチン血症だった場合はプロラクチンを抑える薬を飲んで治療します。高プロラクチン血症の原因が薬による副作用の場合は、その薬をまずやめますし、脳腫瘍の場合は腫瘍の手術を行うこともあります。

 

3ヶ月以上月経が全くない無月経の場合は、とにかくまず1度は出血を来させる必要があるので、ホルモン剤を1~2週間飲んだり筋肉注射でホルモンを補ったりして月経を起こすのが一般的です

ただし、極端なダイエットによって月経が止まってしまった「体重減少性無月経」の場合は、出血がくること自体が体に大きな負担になってしまうので、例え3ヶ月以上月経が来ていなくても体重がある程度元に戻るまでは無理に月経をこさせないこともあります。体重減少性無月経の治療の基本は、まず体重を元に戻すこと。ある程度体重が戻れば、月経も自然に回復してくることがあります。

 

 

「ホルモン剤」は飲み続けなければダメ?(横浜駅 評判いい 近く 婦人科)

 無月経の原因が一時的なストレスや環境の変化だったり、ホルモンバランスがまだ保たれている場合は、薬で1回月経を来させた後はしばらく基礎体温をつけるだけで様子を見てもいいでしょう。いったん出血を来させたら、その後はまた規則的に月経が来るようになることもあります。

 

 逆に、元々月経不順だった人がとうとう全く月経が来なくなったというパターンや、血液検査で女性ホルモンが極端に少なくなっている場合は、少なくとも3ヶ月間は薬を続けてその後もきちんと月1回の出血が来るようにした方がいいでしょう。

 

 月に1回のペースで定期的に出血を起こすことにはとても大事な意味があります。月経は子宮のお部屋の中で厚くなっていった「子宮内膜」が月に1回はがれて体の外に出てくる現象です。つまり毎月子宮の中を大掃除しているようなものです。

 月経不順や無月経で、この子宮の大掃除が定期的にできなくなると、子宮の中では古くなった「子宮内膜」がたまってしまうことがあります。そうすると、子宮内膜に変化が起きやすくなって「子宮体癌」のリスクになってしまいます。

 

 

ホルモン療法の基本は「ピル」(女医だけ 婦人科 横浜)

 薬で月経を起こす方法は、低用量ピルや超低用量ピルを使うことが増えてきました。ピルは1錠の中に必要な女性ホルモン2種類が含まれている合成のホルモン剤です。確実な避妊にもなりますし、飲み方も簡単で月経も楽になるので、生理不順だけではなく生理痛やPMSが気になっている場合にも活用できます。

 

 他にも、2種類のホルモン剤を組み合わせてホルモンを補う「カウフマン療法」という方法があります。いずれにしても、本来卵巣から出るべき女性ホルモンを飲み薬で体の外から補うことによって、月経と同じ出血を起こすわけです。

 

 月経不順で無排卵になっていても、すぐの妊娠を希望していなければ基本的には排卵誘発剤は使いません。卵巣が疲れているから月経不順になっているのに、その卵巣に鞭打って無理やり排卵させるのは卵巣にとってはかなりの負担になってしまいます。

 ただ、妊娠を目指してる方の場合は、何とかして排卵するようにしなければ妊娠は望めませんから、初めから排卵誘発剤を使ってとにかくきちんと排卵するように治療を進めていきます。

 

 月経は不規則だけれど60日以上は間があかないとか、ホルモンが少なめだけどある程度保たれているという場合は、ホルモン剤を使うのではなく、体を温めたり血液の流れをよくする漢方薬を飲んで様子を見ることもあります。

 漢方薬を飲むだけでなく、生活習慣の改善も一緒にしていくことで、卵巣の働きが戻りやすくなります。生活改善のポイントは、適切な体重を保つ・バランスの良い食事をとる・適度な運動をコンスタントにする・湯船に毎晩30分以上ゆったりつかる(シャワーで済ませない)・ストレスをためない・禁煙する、などです。

 月経不順は体からのSOSですから、無視せず今の生活を見直すきっかけにしてみてください。

 

日付:2026年6月10日  カテゴリー:婦人科の病気,生理不順

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生理痛をコントロールしておいた方がいい理由は?【横浜駅近くの婦人科】

ひどい生理痛は「内膜症予備軍」?(横浜市 おすすめ 婦人科 土曜日)

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一昔前は、「生理痛は病気ではない」という考え方もあったようですが、最近では「鎮痛剤が必要なレベルの生理痛は内膜症予備軍」という考え方に変わってきています。

つまり、日常生活に支障が出たり、鎮痛剤を飲まなければやり過ごせないほどの生理痛が出るということは、「すでに内膜症という病気が始まりかかっているかもしれない」と考えた方がよいということです。

 

どの程度の痛みが「治療が必要なレベル」の痛みなのかは、厳密な意味で定義することはできません。痛みの感じ方は個人差が大きく、また検査をして客観的に数値化することもできないため、「このレベルだと治療が必要ですよ」という明確な基準は作れないのです。

 

 

受診が必要な生理痛とは?(横浜市 評判いい 婦人科 土曜日も)

生理の時に、多少下腹部が痛くなったり腰がおもだるくなるけれど、鎮痛剤を飲まなくても普段通りに動けるし、スポーツや趣味も楽しめるというレベルであれば、医学的には問題ないと言えるでしょう。

 

逆に、次のような状態の場合は、我慢せずに早めに婦人科を受診することをお勧めします。

 

*生理の時期には必ず痛み止めが必要

*生理の時期に学校や仕事を休んだり早退することがある

*生理を理由に日常生活や社会活動をセーブすることがある

*年々生理痛がひどくなっている

*年々生理の量が増えている

*生理の時期に腹痛以外に頭痛・吐き気・下痢などの不調がでる

 

 

生理痛の検査は?(横浜駅 おすすめ 近くの 婦人科)

生理痛について診察を受ける場合、できれば受けた方がいいのが「超音波検査」です。性行為の経験がある人は、膣から超音波の機械を入れて(非常に細い機械です)「経腟超音波検査」を行います。性行為の経験がない人は、肛門から機械を入れる「経直腸超音波検査」か、お腹の上から機械を当てる「経腹超音波検査」を行います。

 

「経直腸超音波検査」の方が、子宮や卵巣の状態を詳細に観察することができますが、下着をとって検査を受ける必要があります。検査に抵抗がある場合は、まず「経腹超音波検査」を受けて、より詳細に観察した方がいい場合はMRI検査を追加するという方法もあります。

 

どの方法で検査を行うかは医師の判断によりますが、受診前に不安が強い場合は事前に電話で問い合わせて希望を伝えておくのも一つの方法です。

 

 

生理痛の治療はピルや黄体ホルモン療法(横浜市 評判いい 婦人科 土曜日)

生理痛の治療の中心は、ピルや黄体ホルモン剤によるホルモン治療です。漢方や鎮痛剤で痛みを和らげることもできますが、これらの対症療法だと内膜症を予防することはできません。

 

生理痛がひどくなりすぎないうちにコントロールしておく最大のメリットは、将来的な内膜症のリスクを減らせるという点です。

 

そのほかにも、ピルや黄体ホルモン療法で生理痛や生理の量をコントロールすることによる多くのメリットがあります。

 

*学業や仕事のパフォーマンスが保たれる

*「生理にうんざり」することがなくなり「自分が女性である」ことを受け入れやすくなる

*ナプキンやタンポンの使用量が減る

*将来的な不妊リスクが減る

*貧血や鉄欠乏を改善できる

 

 

もちろん、薬を飲めば副作用のリスクも発生します。上記のメリットと、副作用によるデメリットと、どちらが自分にとって大事なのかをしっかり考えてみることをお勧めします。

関連記事:「生理痛の重さレベル診断!対処法や受診すべき目安も解説」エミシアクリニック

日付:2026年6月10日  カテゴリー:生理痛

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ミレーナとピルどちらが良い?

ミレーナは全身の副作用がない?(横浜市 おすすめ 婦人科 土曜日)

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最近は未経産の方や、20代の若い方が、月経痛の緩和目的でミレーナを希望されるケースが増えてきています。

 

ミレーナは「ホルモン付加子宮内システム」のことで、元々は避妊目的で開発されたものです。子宮内に入れる小さな器具で、柄の部分に黄体ホルモンが含まれており、その効果で月経量が減ったり月経痛が軽減するため、「月経困難症」や「過多月経」の治療目的でも使用が可能です。

 

ピルとは異なり、黄体ホルモンは子宮のお部屋の中だけに作用します。子宮の外にはホルモンが出ないため、全身へのホルモンの影響がありません。

排卵を抑えたり、ホルモンのバランスを整えたりする作用がないため、ピルのようにPMS症状を緩和したり、生理の周期を整えることはできません。その代わり、ホルモンによる全身への副作用が全くないため、特に血栓症のリスクが高い方にとっては、安心して選択できる治療法の一つと言ええます。

 

 

ミレーナは出産してなくても入れられる?(横浜駅 評判いい 近くの 婦人科)

子宮内に細い器具を入れて挿入するため、子宮の出入り口が狭いと入れにくかったり入らない場合があります。なので、通常は「経腟分娩の経験がない場合はお勧めされない」こともあります。

 

ただ、実際はほとんどの未産婦さんが、無麻酔で何のトラブルもなく挿入できているので、子宮の形に変形がなければ出産経験を問わず、治療の選択肢の一つとして考えてよいと思われます。

 

性行為の経験がない方の場合は、「内診」という膣内を広げて観察する診察ができない場合があります。この場合、ミレーナを挿入することもできません。逆に、性行為の経験がなくても、「内診」ができればミレーナは入れることが可能です。

 

 

ピルとミレーナのどちらがよい?(横浜市 評判いい 婦人科 女医だけ)

ピルも、月経痛や過多月経の治療に使用されますから、「ピルとミレーナのどちらがよいでしょうか?」というご質問をいただくことも多々あります。

 

ピルは、月経痛や過多月経の緩和だけでなく、月経周期を整えたり月経前の不調を改善する作用があります。なので、出血のタイミングをコントロールしたい場合や月経前のイライラなどを改善したい場合は、ミレーナよりピルの方が適しています。

 

また、内膜症による卵巣の腫れや子宮壁の肥厚がある場合、ミレーナによってこれらの病変が小さくなることは期待しにくいので、病変を小さくしたい場合はピル又は黄体ホルモン療法の方が適していると言えます。

 

逆に、ピルが服用できない条件に当てはまっている場合(喫煙・肥満・前兆を伴う片頭痛・高齢・血栓症の既往など)は、ミレーナが適していると言えます。

ピルを飲んではいけない条件には当てはまっていないけれど、毎日1錠ずつを同じ時刻に飲むのが難しい方や、うっかり飲み忘れてしまうことが多い場合も、ミレーナの方が「楽です!」とおっしゃる方が多いですね。

 

 

それぞれにメリット・デメリットがありますから、より快適に過ごせるのはどの方法なのかを、医師としっかり相談して選ぶことをお勧めします。

 

 

日付:2026年6月10日  カテゴリー:子宮内避妊具,生理痛

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ASC-US(アスカス)で「がん」の診断になることはある?【横浜駅近くで評判の婦人科】

「ASC-US(アスカス)」はどういう意味?(横浜 おすすめ 婦人科 女医 土曜日)

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横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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会社の健診などでうけた子宮頚がん検診の結果で「ASC-US」だった場合、通常は「早めに婦人科を受診しましょう」と書かれています。その後の検査はどうすればよいのか、急いで受診した方がいいのか、気になりますよね。

「ASC-US」は「アスカス」と読みます。

 

日本産科婦人科学会のガイドラインでは、細胞診(子宮頸がんの検診で行う検査)で「ASC-US」だった場合は

1)すぐに精密検査(コルポスコピー検査+組織診)

2)HPV検査を追加

3)6か月後に再度細胞診検査

のいずれかを行うことになっています。

 

 

当院では、まずHPV検査を行って、「陽性」だった方のみ精密検査を行っています。HPVが陰性であれば、1年後に細胞診を再検査すればよいからです。

HPV検査というのは、HPVの中で子宮頸がんの原因となりうる「ハイリスクタイプ」に感染していないかどうかを調べる検査です。

HPVには100種類以上の「型」があり、そのうち約15種類の「型」が子宮頸がんの原因となります。代表的なのは、16型や18型ですが、31型や52型でも子宮頸がんになることがあります。

 

 

HPVが陽性だと危険?(横浜市 評判いい 婦人科 土曜日)

細胞診がASC-USで、HPVが陽性だった場合、それが直ちに「がんである」という意味ではありません。

HPVがどのくらい悪さをしているのか、細胞の変化がどの程度かを確認するために、精密検査として「組織診」を行います。少しまとまった細胞をかじりとる検査で、多少の痛みと出血を伴います。

 

 

この組織診の結果によって、その後の流れが決まっています。

軽度異形成(CIN1)だった場合→4~6カ月ごとに細胞診を行う

中等度異形成(CIN2)だった場合→3か月ごとに細胞診を行うか治療に進む

高度異形成(CIN3)またはそれ以上だった場合→治療に進む

 

 

「ASC-US」で「がん」になることは?(横浜駅 近く おすすめ 婦人科 女医 土曜日)

 

検診で「ASC-US」を指摘された時点で、「これは『がんですよ』という意味なのだろうか」という心配が出てきがちですが、精密検査の結果で返ってくるのはほとんどが軽度異形成~中等度異形成です。

ただ、まれに、細胞診が「ASC-US」だったけれど精密検査では「上皮内癌」だったというケースもあります。

なので、「ASC-US」は「軽い変化の可能性が高いけれど『放置してよい』という意味ではない」と理解していただくのがよいかと思われます。

 

 

検診で何らかの異常を指摘された場合は、ご自身の心身の状態と向かい合う「チャンス」です。そのままにせずに早めに婦人科を受診して適切な検査や治療を受けるようにしましょう。

 

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日付:2026年6月8日  カテゴリー:HPVワクチン,子宮頚がん

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子宮筋腫の診断方法

筋腫の診断は、主に超音波検査で行います。腟から超音波の機械を入れて子宮や卵巣を直接写し出していくので、1cm未満の小さな筋腫まで発見することができるんですよ。

粘膜下筋腫といって筋腫が子宮のお部屋の中に飛び出しているように見える場合、正確な位置や飛び出し具合を確認するために「子宮鏡検査」を行うこともあります。子宮鏡は、細いカメラを子宮の出入り口から挿入して、子宮のお部屋の中を観察することのできる検査です。粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープが疑われる時に、外来で行います。

また、筋腫が大きい場合やたくさんある場合、サイズや位置関係をより正確に把握するためにMRIの検査を追加することもあります。MRIの検査は、主に手術をすることを前提に詳しい情報を得る目的で行うことの方が多いです。また、稀に「子宮肉腫」との鑑別をするためにMRI検査を行うこともあります。

これらの検査結果や症状の有無などを合わせて、治療法を相談していきます。

 

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<<この記事の執筆者>>

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

ポートサイド女性総合クリニック院長

横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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日付:2026年6月8日  カテゴリー:婦人科の病気,子宮筋腫

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子宮筋腫の治療が必要なケース

 子宮筋腫が発見されたからといって、必ずしも治療が必要とは限りません。症状も全くなく、大きさも10cm以下で妊娠も望んでいない場合、通常は半年から1年に1回超音波検査で大きさの変化を見るだけですみます。どんどん大きくなっている場合や、急激に大きくなった場合は、途中で手術を勧められることもありますが、閉経までただ定期検査を受けるだけって人も結構いらっしゃるんですよ。

 筋腫は女性ホルモンを餌にして大きくなっていくので、閉経までは大きくなる可能性があります。逆に閉経後は大きくなることはなく、むしろ徐々に縮んでいきますから、閉経まで持ち越せればそれ以降治療が必要になることはめったにありません。

 筋腫で治療が必要になるのは、主に次のようなケースです。

 1)過多月経や月経痛の症状がひどい場合

 2)大きさが大きい又はどんどん大きくなっている場合

 3)大きさが大きくて圧迫による症状がひどい場合

 4)妊娠を望んでいて筋腫が妊娠の妨げや

   流産や早産のリスクになる場合

1)の場合、まずは薬で出血量のコントロールができるかどうかを試してみて、有効であれば薬物療法だけで様子を見ることができます。

2)~4)の場合は、いずれも手術が必要です。

また、最近は筋腫を栄養している血管を詰まらせる「子宮動脈塞栓術」や、MRIを見ながら高周波の超音波を集中させて筋腫に当てる「高周波超音波集積治療」などの新しい治療も出てきています。どうしても手術以外の治療法を選びたいという場合は、これらの治療を行っている病院で、本当にその治療が可能なのかどうかをまずは相談してみるといいでしょう。

 

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<<この記事の執筆者>>

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

ポートサイド女性総合クリニック院長

横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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日付:2026年6月7日  カテゴリー:婦人科の病気,子宮筋腫

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子宮筋腫の薬物治療

 子宮筋腫の薬物療法には、ピルで出血量を減らす方法と、「偽閉経療法」という月経を止める方法があります。

 ピルは、タバコを吸わない健康な女性であれば副作用もほとんどなく長期間飲み続けることができるので、出血量のコントロールだけならとても有効なことも多いんですよ。ただ、人によってはピルを飲んでもあまり出血量が減らなかったり、ダラダラと不正出血が続いてしまうこともあるので、ピルを試したけれど結局手術が必要になるというケースもあります。

偽閉経療法は、その名の通り薬で女性ホルモンの働きを抑えて「閉経」の状態を作る方法です。月経が来なくなるので出血量で困ることもなくなりますし、閉経後に筋腫が縮むのと同じように、多少筋腫が小さくなります。

ただし、まだ閉経ではない時期にいきなり女性ホルモンが出なくなってしまうので、のぼせやほてりなどの更年期症状が出たり、骨がもろくなってしまったりといった副作用があります。長期間使うと骨粗鬆症になってしまうので、偽閉経療法の薬を半年以上は続けて使ってはいけないことになっています。

なので、通常は閉経まであと1~2年という人が、閉経まで何とか手術をせずに持ち越せるようにするために使うか、手術前に少しでも筋腫を小さくしておいて手術をしやすくする目的で使うことが多いですね。

長期間続けて使うことはできないので、20代や30代で偽閉経療法を行うのは、よほど貧血がひどくてとりあえず月経を止める必要がある場合か、手術を前提とした場合に限られますす。

 

また、過多月経の新しい治療法として、ホルモン付加子宮内避妊具「ミレーナ」を入れるという方法も選択できるようになりました。筋腫による不快な症状が、過多月経や月経痛ならミレーナで月経を軽くするという方法も選択肢の一つとなります。

 ただし、ミレーナは経膣分娩をしたことがある方でなければ入れにくい可能性があるのと、筋腫による子宮内の変形が大きい場合は入れられない又は入れてもすぐに出てきてしまう可能性があります。

 ミレーナが入れられる状態かどうかは医師の判断によります。ミレーナでうまく月経がコントロールできれば、コスト的にも一番負担が少ない方法になりますので、経膣分娩経験のある、今後妊娠を希望されない方は検討してみてもよいと思われます。

 

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清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

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参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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日付:2026年6月7日  カテゴリー:婦人科の病気,子宮筋腫

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