婦人科の病気
葉酸サプリは飲まない方がいい?なぜ妊活に葉酸が重要なのか?【横浜ベイクウォーター近くの婦人科】
★★★妊活中に葉酸のサプリメントが必須な理由★★★(横浜市 評判いい婦人科)
妊娠を希望している場合、食事の内容や生活習慣に意識を向けることはとても重要
です。
特に、「お母さん」は自分の体が赤ちゃんが育つための「土壌」になるわけですから、お母さん自身の栄養状態が良い方が、赤ちゃんにとってもよい環境を作ることができます。
逆に、たばこやお酒など、害になるものは、「お母さん」が摂取してしまうとダイレクトに赤ちゃんに影響してしまいます。
少なくとも、妊娠を考えている人は、たばこは直ちにやめることをお勧めします。「妊娠がわかってからやめよう」では遅すぎるのです。
★妊娠3か月前から葉酸サプリメント摂取★(横浜駅 おすすめの婦人科)
妊娠前から、「サプリメントで」しっかり補っておいた方がよい栄養素が「葉酸」です。厚生省が、「食事に加えて」サプリメントで1日400μgの葉酸を摂取するように提唱しています。
通常は、バランスの良い食事をとれば、十分な栄養を摂取できます。
ただ、妊娠前から妊娠初期に必要な葉酸の量は、通常の食事ではカバーしきれない可能性が高いため、「食事をとっていてもサプリメントでプラスしましょう」と言われているのです。
栄養素によっては「過剰摂取」といって、取りすぎることによって逆に害が出るものもあります。
特に、脂溶性のビタミンなどは摂取量に注意が必要です。
葉酸は、水溶性ビタミンの1種なので、取りすぎても害になることはほとんどありません。
もちろん、サプリメントも規定量を大幅に超えて摂取すると、弊害がある場合もありますので、葉酸の場合は1日1000μgは超えないようにしましょう。
そもそも、なぜ妊娠前や妊娠初期に葉酸を摂取した方がいいのかというと、葉酸の摂取量と赤ちゃんの先天的な異常のひとつである「神経管閉鎖障害」の発生が関係しているからです。
妊娠初期の、赤ちゃんの細胞がどんどん作られている時期に葉酸が不足すると、神経管の癒合不全が起きて、脊椎(背中にある神経の束)が二つに分かれてしまう「二分脊椎」などの障害が発生しやすくなります。
妊娠する3か月前から、葉酸を十分量摂取することで、この先天的な異常のリスクを下げることが可能です。
ただ、「妊娠する3か月前」がいつなのかは予測できませんよね?
なので、「妊活を開始したら直ちに」サプリメントで葉酸の摂取を開始した方がよいと言えます。
クリニックでも、妊活中の方も妊娠中の方も安心して摂取していただける葉酸サプリメントをご案内しています。
購入をご希望の方は、「ヘルシーパス 患者様用オンラインショップ」からご購入いただくか、クリニックにお問い合わせください。
注:オンラインショップをご利用の際に「紹介クリニックのID」が必要になります。IDをご存じない方は当院までお問い合わせください。
日付:2025年12月1日 カテゴリー:不妊症
ピルは生理痛に効かない?生理痛のホルモン治療の効果【横浜で評判いい婦人科】
生理痛の治療にピルは有効?(横浜市 婦人科 女医 おすすめ)
漢方では効果がイマイチだったり、月経量が極端に多い人の場合有効なのが低用量ピル・超低用量ピルです。
ピルは卵巣から出ている2種類の女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)が合成されて作ってあるホルモン剤で、元々は避妊のために作られたものです。避妊目的、つまり「健康な女性が長期間使う」ということを前提に開発されたものなので、普通の薬よりも非常に厳しく安全性をチェックしてあります。
ピル=副作用、というイメージがあるかもしれませんが、実際は「ピルを飲んではいけない人」に当てはまっていなければ、大きな副作用はなく、長期間安全に飲める薬です。
ピルが生理痛に効く理由(横浜市 婦人科 女医)
ピルを飲むと、だんだん月経量が少なくなってきます。これは、ピルに「子宮内膜」をあまり分厚くさせない作用があるからです。ピルに含まれている「黄体ホルモン」が、子宮内膜に働きかけて、内膜の厚みを薄く保ちます。
痛みの伝達物質=プロスタグランジンを作る場所である子宮内膜が薄いままだと、プロスタグランジンはあまり作られないので痛みも軽くなります。しかも出血が少ないと子宮があまり強く収縮しないので、さらに痛みは出現しにくくなります。
ピルは子宮内膜症が進むのを防いだり、粘膜下筋腫で出血量が増えてしまうのを防いだりする働きもあるので、これらの病気があって生理痛がひどくなっている人にもとても有効です。
ピルを飲んでいるのに生理痛がひどい場合(横浜市 評判いい婦人科)
ただ、内膜症のせいで生理痛がひどくなっている人の場合、ピルだけでは効果が不十分なこともあります。ピルを飲んでいるのに生理痛がひどい、または、ピルを飲み始めてからの方が生理痛がひどくなったという方もいらっしゃいます。
ピルで出血のコントロールはしっかりできているという場合は、ピルを連続服用することによって、生理の回数そのものを減らしていくというのも一つの方法です。生理が来ると痛いけれど、その回数が年に3~4回であれば、日常生活には大きな支障をきたさずに済むという場合は、連続服用できるピルを選んでみるとよいでしょう。
ピルを3ヶ月以上飲んでも痛みが改善しない場合は、黄体ホルモン剤や月経を止める治療に切り替えていった方がいいこともあるので、主治医とよく相談してみましょう。
内膜症や筋腫がある人は、手術という選択肢もあります。特に、粘膜下筋腫や子宮腺筋症の場合、その病変部分を切り取ることでずい分楽になることもありますから、手術以外の治療がどれも無効だった場合はやはり手術を考えていった方がいいでしょう。
ピルを中止すると生理痛は元に戻る?(横浜駅近く おすすめの婦人科)
ピル中止後の生理は、
*ピル服用中よりは痛いけれど痛み止めが要らないくらい
*最初の3か月くらいは軽いけれど徐々に元の痛みに戻る
*中止して次の生理からかなり痛い
のだいたい3パターンです。
2番目や3番目のケースでは、ピル再開を希望されることが多いので、休薬後の再開時に血栓症リスクに注意が必要なことをご説明した上で、再開していただきます。
理想的には、ピルを服用中に、生理痛の原因となるような生活習慣を改善して、ピルをやめた時に「元に戻る」ことを防いでいけるのがよいでしょう。
日付:2025年11月30日 カテゴリー:婦人科の病気,生理痛
おりものが増えたら性病?【横浜市の婦人科】
おりもの=性病とは限りません(横浜駅 おすすめ 近くの 婦人科)
おりものに変化があると、性行為の経験がある方の多くが「性病ではないか」と心配して受診なさいます。
特に、性行為後から症状が出たりすると余計に心配になってしまいますよね。
受診なさる方の訴えで多いのも、「おりものが増えた」「おりものの色がいつもと違う」「おりものの臭いが強くなった」「痒みが気になる」といったものです。
おりものに変化が起きる病気は
クラミジア性子宮頚管炎
淋菌性子宮頚管炎
トリコモナス腟炎
マイコプラズマ感染症
といった、いわゆる「性感染症=性病」と
細菌性腟炎=大腸菌や溶連菌などの雑菌による炎症
カンジダ腟炎=カンジダという真菌(カビ)による炎症
といった、性行為とは関係ないものがあります。
かゆみ=性病とも言えない(横浜市 評判いい 婦人科)
痒みが強いからと言って必ずしも「重症」であったり「性病」である可能性が高いわけではありません。
むしろおりものの量はそれほど多くはないけれどクラミジアに感染していたりするケースもあります。
また、強いかゆみとぽろぽろしたおりものが出たから「カンジダの症状」だと思っていたら、クラミジアも併発していたというケースもあります。
自覚症状だけで何の病気なのかを判断することは困難なのです。
「性病」かどうかは検査をすれば分かります(横浜駅 評判いい 近くの 婦人科)
いつもよりおりものが多いなと感じたり、臭いが強いかもと思ったら、早めに婦人科で検査を受けるようにしましょう。
主な検査は、おりものをぬぐい取って調べる「培養検査」や「抗原検査」です。
おりものはそれほど気にならないけれど、かゆみやしみる感じが強い場合、性器ヘルペスの可能性があるため、血液検査を行ったり、皮膚表面をこすって抗原を調べる検査を行う場合もあります。
性行為の経験がある方の場合は、「おりものや痒み」が出たら必ず「内診」は必要になります。
性行為の経験がなくても、カンジダ腟炎や細菌性腟炎になることはあります。この場合は、「内診」は行わず、外陰部の皮膚の状態を目で見て確認(視診)したり、表面に付着しているおりものを綿棒でぬぐい取って検査を行います。
性行為の経験がなければ、「内診」はしませんので安心して受診してくださいね。
「性病」の予防は定期検査とコンドーム(横浜市 おすすめ 婦人科 女医)
また、性行為の時に、「毎回」「正しく」「初めから終わりまで」コンドームが使用できているかどうかを改めて確認してることをお勧めします。
万が一どちらかが性感染症に感染していると分かったら、必ず2人そろって「治療」を受けるようにしましょう。たとえどちらかの検査が「陰性」でも、「偽陰性」の可能性がありますので、きちんと治療を受けた方が安心です。
日付:2025年11月29日 カテゴリー:性病
ミレーナとピルどちらが良い?
ミレーナは全身の副作用がない(横浜市の婦人科)
最近は未経産の方や、20代の若い方が、月経痛の緩和目的でミレーナを希望されるケースが増えてきています。
ミレーナは「ホルモン付加子宮内システム」のことで、元々は避妊目的で開発されたものです。子宮内に入れる小さな器具で、柄の部分に黄体ホルモンが含まれており、その効果で月経量が減ったり月経痛が軽減するため、「月経困難症」や「過多月経」の治療目的でも使用が可能です。
ピルとは異なり、黄体ホルモンは子宮のお部屋の中だけに作用します。子宮の外にはホルモンが出ないため、全身へのホルモンの影響がありません。
排卵を抑えたり、ホルモンのバランスを整えたりする作用がないため、ピルのようにPMS症状を緩和したり、生理の周期を整えることはできません。その代わり、ホルモンによる全身への副作用が全くないため、特に血栓症のリスクが高い方にとっては、安心して選択できる治療法の一つと言ええます。
ミレーナは出産してなくても入れられる?(横浜駅近くの婦人科)
子宮内に細い器具を入れて挿入するため、子宮の出入り口が狭いと入れにくかったり入らない場合があります。なので、通常は「経腟分娩の経験がない場合はお勧めされない」こともあります。
ただ、実際はほとんどの未産婦さんが、無麻酔で何のトラブルもなく挿入できているので、子宮の形に変形がなければ出産経験を問わず、治療の選択肢の一つとして考えてよいと思われます。
性行為の経験がない方の場合は、「内診」という膣内を広げて観察する診察ができない場合があります。この場合、ミレーナを挿入することもできません。逆に、性行為の経験がなくても、「内診」ができればミレーナは入れることが可能です。
ピルとミレーナのどちらがよい?(横浜市の婦人科)
ピルも、月経痛や過多月経の治療に使用されますから、「ピルとミレーナのどちらがよいでしょうか?」というご質問をいただくことも多々あります。
ピルは、月経痛や過多月経の緩和だけでなく、月経周期を整えたり月経前の不調を改善する作用があります。なので、出血のタイミングをコントロールしたい場合や月経前のイライラなどを改善したい場合は、ミレーナよりピルの方が適しています。
また、内膜症による卵巣の腫れや子宮壁の肥厚がある場合、ミレーナによってこれらの病変が小さくなることは期待しにくいので、病変を小さくしたい場合はピル又は黄体ホルモン療法の方が適していると言えます。
逆に、ピルが服用できない条件に当てはまっている場合(喫煙・肥満・前兆を伴う片頭痛・高齢・血栓症の既往など)は、ミレーナが適していると言えます。
ピルを飲んではいけない条件には当てはまっていないけれど、毎日1錠ずつを同じ時刻に飲むのが難しい方や、うっかり飲み忘れてしまうことが多い場合も、ミレーナの方が「楽です!」とおっしゃる方が多いですね。
それぞれにメリット・デメリットがありますから、より快適に過ごせるのはどの方法なのかを、医師としっかり相談して選ぶことをお勧めします。
日付:2025年11月29日 カテゴリー:子宮内避妊具,生理痛
生理不順の治療
生理不順は「薬」でないと治らない?(横浜 婦人科 女医 おすすめ)
無月経や月経不順の治療は基本的に「薬物治療」つまり薬によるものが中心になります。ただし、他のホルモンが悪さして二次的に月経不順になっている場合は、まず大元の病気を治療します。
例えば、月経不順の原因が、高プロラクチン血症だった場合はプロラクチンを抑える薬を飲んで治療します。高プロラクチン血症の原因が薬による副作用の場合は、その薬をまずやめますし、脳腫瘍の場合は腫瘍の手術を行うこともあります。
3ヶ月以上月経が全くない無月経の場合は、とにかくまず1度は出血を来させる必要があるので、ホルモン剤を1~2週間飲んだり筋肉注射でホルモンを補ったりして月経を起こすのが一般的です。
ただし、極端なダイエットによって月経が止まってしまった「体重減少性無月経」の場合は、出血がくること自体が体に大きな負担になってしまうので、例え3ヶ月以上月経が来ていなくても体重がある程度元に戻るまでは無理に月経をこさせないこともあります。体重減少性無月経の治療の基本は、まず体重を元に戻すこと。ある程度体重が戻れば、月経も自然に回復してくることがあります。
「ホルモン剤」は飲み続けなければダメ?(横浜駅近く 評判いい婦人科)
無月経の原因が一時的なストレスや環境の変化だったり、ホルモンバランスがまだ保たれている場合は、薬で1回月経を来させた後はしばらく基礎体温をつけるだけで様子を見てもいいでしょう。いったん出血を来させたら、その後はまた規則的に月経が来るようになることもあります。
逆に、元々月経不順だった人がとうとう全く月経が来なくなったというパターンや、血液検査で女性ホルモンが極端に少なくなっている場合は、少なくとも3ヶ月間は薬を続けてその後もきちんと月1回の出血が来るようにした方がいいでしょう。
月に1回のペースで定期的に出血を起こすことにはとても大事な意味があります。月経は子宮のお部屋の中で厚くなっていった「子宮内膜」が月に1回はがれて体の外に出てくる現象です。つまり毎月子宮の中を大掃除しているようなものです。
月経不順や無月経で、この子宮の大掃除が定期的にできなくなると、子宮の中では古くなった「子宮内膜」がたまってしまうことがあります。そうすると、子宮内膜に変化が起きやすくなって「子宮体癌」のリスクになってしまいます。
ホルモン療法の基本は「ピル」(女医だけ 婦人科 横浜)
薬で月経を起こす方法は、低用量ピルや超低用量ピルを使うことが増えてきました。ピルは1錠の中に必要な女性ホルモン2種類が含まれている合成のホルモン剤です。確実な避妊にもなりますし、飲み方も簡単で月経も楽になるので、生理不順だけではなく生理痛やPMSが気になっている場合にも活用できます。
他にも、2種類のホルモン剤を組み合わせてホルモンを補う「カウフマン療法」という方法があります。いずれにしても、本来卵巣から出るべき女性ホルモンを飲み薬で体の外から補うことによって、月経と同じ出血を起こすわけです。
月経不順で無排卵になっていても、すぐの妊娠を希望していなければ基本的には排卵誘発剤は使いません。卵巣が疲れているから月経不順になっているのに、その卵巣に鞭打って無理やり排卵させるのは卵巣にとってはかなりの負担になってしまいます。
ただ、妊娠を目指してる方の場合は、何とかして排卵するようにしなければ妊娠は望めませんから、初めから排卵誘発剤を使ってとにかくきちんと排卵するように治療を進めていきます。
月経は不規則だけれど60日以上は間があかないとか、ホルモンが少なめだけどある程度保たれているという場合は、ホルモン剤を使うのではなく、体を温めたり血液の流れをよくする漢方薬を飲んで様子を見ることもあります。
漢方薬を飲むだけでなく、生活習慣の改善も一緒にしていくことで、卵巣の働きが戻りやすくなります。生活改善のポイントは、適切な体重を保つ・バランスの良い食事をとる・適度な運動をコンスタントにする・湯船に毎晩30分以上ゆったりつかる(シャワーで済ませない)・ストレスをためない・禁煙する、などです。
月経不順は体からのSOSですから、無視せず今の生活を見直すきっかけにしてみてください。
日付:2025年11月28日 カテゴリー:婦人科の病気,生理不順
生理痛がひどくても病院に行かなくていい?【横浜駅近くの婦人科】
生理痛が「ひどい」かどうかの判断(横浜市 おすすめ 婦人科 女医)
正常な排卵周期の生理であれば、生理の時に全く不快な症状が出ないということの方が稀です。痛みの程度の差はありますが、多少下腹部や腰が痛くなったり、下半身が重だるくなることがほとんどです。
では、どの程度の症状だと、生理痛が「ひどい」といえるのでしょうか?
次のような症状がある場合は、生理痛を放置しない方がいいかもしれません。
*市販の痛み止めを1日3回以上飲まないとつらい
*市販の痛み止めがほとんど効かない
*腹痛や腰痛で立っていられなくなる
*生理痛のせいで学校や仕事を休む日がある
*痛みがひどいだけではなくて出血量も多い
*腹痛や腰痛以外に頭痛や吐き気を伴う
*生理の時に下痢になる
*下腹部痛だけではなく肛門痛や排便痛がある
生理痛が「ひどい」時の対処法(横浜市 評判いい 婦人科)
軽い生理痛や、生理の時期の体のだるさであれば、バランスのいい食事を心がけたり、体を温めたり、ストレッチや軽い運動で血行を良くすることで症状を和らげることが可能です。
市販の痛み止めも、上手に使えばある程度痛みをコントロールできますので、「ひどくない」生理痛ならセルフケアで上手に付き合っていくとよいでしょう。
ただし、最初に挙げたような「ひどい」症状がある場合は、自分で何とかできるものではありません。
「月経困難症」と言って、「病院で検査を受けて適切な治療をした方がいい」状態です。
特に、生理の量が多い「過多月経」を伴っていたり、肛門側の痛みや排便時の痛みも伴っている場合は要注意です。子宮筋腫や子宮内膜症などの、器質的な病気が隠れている可能性があります。
これらの病気の有無は、超音波検査を受ければわかります。婦人科を受診して、超音波検査を受けるようにしましょう。
性行為の経験がない場合は、超音波検査はお腹の上から又は肛門側から機械を当てます。膣からの診察をしなくても診断ができますので安心してください。
内診が不安で受診を躊躇している場合は、「内診はせずに検査をしてほしい」ことをあらかじめ伝えておくとよいでしょう。(性行為の経験がある方は、基本的に膣からの診察になります)
生理痛がひどい場合の治療法(横浜駅 おすすめ 近くの 婦人科)
痛み止めが効かないほどの生理痛の場合や、子宮内膜症を伴っている場合は、基本的にピルや黄体ホルモン剤による「ホルモン療法」が主流になります。
「ひどくない」生理痛であれば、体を温める効果のある漢方を使ったり、鎮痛剤を早めの時期から服用することである程度症状を和らげることが可能です。
鎮痛剤は、市販の痛み止めよりも効果が高いものが多く、作用の仕方が異なるものを組み合わせるとより効きやすくなります。痛みを我慢しきってから服用しても効果はいまいちになってしまいますので、鎮痛剤を使う場合は「痛くなってきたかも~」くらいのタイミングで躊躇せず飲むのがポイントです。
ひどい生理痛に対しては、低用量・超低用量ピル又は、黄体ホルモン剤(ディナゲスト)を使います。
ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類のホルモンが混ざっている薬です。排卵を抑えて、子宮内膜を薄く保つという作用があります。この「子宮内膜を薄くする」作用が、出血量を減らして痛みを軽くしてくれるのです。
ピルは排卵を抑えますが、出血(生理)を来なくさせるわけではありません。定期的に出血は来るので、生理が来るタイミングをコントロールして、なおかつ生理を軽くしたいという方にはお勧めです。
最近は、連続服用タイプのピルも発売されていますので、生理が来る回数を3カ月や4カ月に1回にして、不快な症状に煩わされる機会そのものを減らすことも可能になってきました。
黄体ホルモン剤(ディナゲスト)は、黄体ホルモンだけが含まれた薬です。ピルとの大きな違いは、内膜をより薄く保つので出血がほとんど来なくなります。また、卵胞ホルモンが含まれていないため、吐き気や頭痛といった副作用がほとんどありません。
ピルほどは、血栓症リスクも上がらないため、例えば、片頭痛がひどくてピルが飲めない人や、年齢的にピルによる血栓症が心配な方にも使いやすい薬です。
いずれの薬も、婦人科で検査を受けて、どの薬が適しているかを相談して、処方してもらいます。
ひどい生理痛を放置すると、将来的な子宮内膜症や不妊症のリスクにつながってしまいます。また、毎月生理痛で寝込んでいては、やりたいことに力を注ぐこともむつかしくなってしまいますよね。
ぜひ、「痛くない快適な生理」にコントロールできるということを、体感してみてください。
日付:2025年11月28日 カテゴリー:生理痛
どこからが生理不順?何日ずれたら受診?【横浜市の婦人科】
生理がバラバラだと生理不順?(横浜駅 近くの 婦人科 女医 おすすめ)
月経の悩みで一番多いのが「生理不順」。つまり、規則正しく月経が来ないというものです。
初潮からずっと生理不順という方もいらっしゃれば、受験や就職などをきっかけに数ヶ月間だけ一時的に不規則になったり、更年期の症状の1つとして40代後半から急に不規則になる方もいらっしゃいます。
中学生の頃は生理周期がバラバラだったけれど、大学生くらいになったら周期が整ってきた・・・という場合もあれば、大学生になってから生理周期がバラバラになってきたという場合もあります。
10代のうちは、生理の周期がばらつくことは多く、必ずしもピッタリ同じ周期で生理が来るとは限りません。10代後半になると整ってくる場合もありますが、10代の頃はずっと不規則という方もいらっしゃいます。
大まかな目安ですが、初めて生理が来てから2~3年は、周期がばらついたり、少量で終わるサイクルが混ざることはあります。これは、初経から2~3年は排卵周期にならないことがあるからです。
20代でも、生理の周期がバラバラだったり、生理が長引いてしまうことはあります。卵巣の働きが正常であれば、多くの場合は、20代になると生理の周期は整ってくるはずなので、あまりにもばらつく場合は注意が必要です。
特に、受験や就職をきっかけに生理の周期がばらついてきたという場合は、一度ホルモンバランスに異常がないか、確認しておいた方が安心でしょう。
生理不順の目安は?同じ日に来ないのは異常?(横浜駅 近く 評判いい 婦人科)
どの程度なら様子を見ていいのか?生理が何日遅れたら受診した方がいいのか?明確な基準がわからない、という方も多いかもしれませんね。
女性の場合、月経が規則的に来ているかどうかが、ホルモンの状態を含めて心身が正常に働いているかどうかの一番分かりやすいバロメーターになりますから、たかが月経と侮ってはいけません。
時々、毎月ピッタリ同じ日にちに月経が来ないから「生理が不規則なんです」とおっしゃる方がいるんですが、人間の体は機械ではありませんから、毎月同じ日にちに出血しなかったからといって全て生理不順というわけではありません。「正常な月経周期以外のペースで月経が来た場合」を月経不順と呼びます。
では、正常な生理の周期は何日でしょう?
そもそも、月経周期の数え方を正しく把握していますか?
生理の周期が45日だと異常?(横浜市 婦人科 女医 評判いい)
生理周期は、「前の月経が始まった日から次の月経が始まる前日までの日数」で表します。多くの方が、生理が「終わった日」を教えてくださるんですが、実は月経は終わった日ではなくて始まった日が基準になります。
生理が始まった日から次の生理が始まる前日までが、25日~38日の間に入っていればそれは正常な生理周期と言えます。
つまり、ピッタリ1ヶ月で月経が来なくても、数日前後するのは正常範囲内です。
「普段28日周期の人が時々35日周期になる」という程度のばらつきは、正常範囲内とみなすことがほとんどです。つまり、生理がいつもより1週間遅れてきたという場合は、正常範囲内の可能性もあるということです。
明確に、「生理が何日遅れたら異常」という線引きができない場合もありますが、おおむね普段の周期から2週間以上遅れると、ちょっと注意が必要な範囲に入ってくると言えるでしょう。
逆に、月経周期が明らかに24日以下だったり39日以上だったりした場合は、「生理不順」ということになります。3ヶ月間全く月経が無かったら、「無月経」といって生理不順よりもより深刻な状態になります。
ちなみに、生理周期が24日以下の場合を「頻発月経」、生理周期が39日以上の場合を「希発月経」、排卵せずに月経が来ている場合を「無排卵月経」といい、全て異常な生理になります。
無排卵月経は、周期がそれほど不規則にならないこともあるので、基礎体温で排卵を確認してみなければ分かりません。月経が何となく不規則だなと思ったら、まずは基礎体温をつけてみることをお勧めします。
生理不順はどこまでほっといてよい?(横浜駅 近くの 婦人科 女医 専門)
元々生理が順調だった人が、2~3ヶ月の間月経が不規則になっても、その後自然に正常な周期に戻るようであればあまり心配はありません。女性の体はとてもデリケートなので、ちょっとしたストレスで排卵が遅れたりすることがあります。そうすると、2週間くらい生理が遅れてしまったりします。
基礎体温をつけながら3ヶ月程度様子を見て、ちゃんと排卵があるようなら&徐々に正常な周期に戻ってくるようなら、慌てなくても大丈夫です。
10代の頃はだいたい定期的に来ていたのに、大学生になって環境が変わったら不規則になった、というケースもあります。
通常は、年齢とともに整ってくるものですので、20歳を過ぎてからばらつき始めたという場合は、一度婦人科で検査を受けた方が安心です。
初めて生理が来たばかりの頃は、無排卵月経になったり一時的に周期が不規則になるのは珍しいことではありません。人によっては、10代後半や20歳を過ぎてから月経周期が安定することもあります。
10代のうちは月経不順でも年齢とともに正常周期に整ってくることも多いので、10代前半の生理不順はそれほど心配しなくても大丈夫なケースもあります。
ただ、例え10代でも、60日以上月経が来ないようなら、それは放置しない方がいいでしょう。卵巣の働きがかなり落ちてしまっている可能性もあるので、早めに婦人科を受診することをお勧めします。特に、20歳以上の方で60日間ずっと基礎体温が低いままの場合は、全然排卵していないという事になりますから、きちんと検査を受けて治療を開始した方がいいでしょう。
無月経の期間が長ければ長いほど、治療にも時間がかかってしまいます。少なくとも3ヶ月以上完全に月経がない状態が続いたら、すぐに婦人科に行くべきなんだと認識してください。
また、大幅な生理不順ではないけれど、避妊が必要な状態で「ちょっとでも生理が遅れると妊娠していないかどうか不安になる」という方も婦人科受診をお勧めします。
生理が遅れるたびに不安になるより、生理不順の治療と確実な避妊を兼ねてピルを飲んだ方がトータルで心身の状態が安定します。
受診するほどじゃないけど、ちょっと月経が乱れてきたな~と思ったら、それは体が「私の事をかまって」というサインを出しているのかもしれません。アロママッサージやリラクゼーションなど、少し「自分のケア」を意識してみるといいでしょう。
ご予約はこちらから
日付:2025年11月28日 カテゴリー:婦人科の病気,生理不順
生理前のイライラは本当に生理のせい?
「月経前症候群」は生理前だけに起きる不調(横浜 おすすめ 婦人科 女医)
生理前に心身の不調が出て、生理が来るとスッキリ改善する状態を「月経前症候群」と言います。
人によって出る症状は様々で、腹痛や腰痛などの身体症状がメインで出る人もいれば、気分の落ち込みやイライラなどの精神症状がメインで出る人もいます。
多くの場合、生理が来る1週間くらい前から心身の不調が出始めて、遅くとも生理の3日目くらいには一通りの不調が消えていきます。
生理前もイライラするし、生理後もイライラするという場合は「月経前」ではないので「月経前症候群=PMS」とは異なる病気ということになります。
排卵に伴うホルモンの「波」が悪さをして、心身の不調を引き起こしている場合は、ピルや黄体ホルモン剤によって排卵をおさえることが症状の軽減につながる場合があります。
生理前の不調はすべてPMS?(横浜市 評判いい 婦人科)
ただ、月経前に出ている症状が、すべてPMSとは限りません。
生理前の腹痛や腰痛が、実は子宮内膜症による症状だったり、生理直前に出る頭痛が片頭痛の月経周期増悪の場合もあります。
また、生理前の精神症状だと思っていた症状が、実は精神科的な病気の月経周期増悪だったり、発達障害による症状であることもあります。
厳密に「月経前症候群」なのかそれ以外の病気なのかを判別することが難しい場合もありますが、どのような症状がいつ出ているのかを記録したり、精神科的な診察によってある程度鑑別することが可能です。
PMSなのかどうかは「記録」をつけると見えやすくなる(横浜駅 おすすめ 近くの 婦人科)
気分の落ち込みやイライラなどの精神症状を、「いつ・誰に(何に)対して・どの様なシチュエーションで」感じたのかを詳細に記録して頂くと、それらの症状が「生理のせいではない」ということに気付く方も少なくありません。
ある患者様は、「生理前になると怒りが制御できなくなる」とおっしゃって受診なさいましたが、記録を2カ月ほどつけていただいた時点で、ご自身で「生理前じゃないですね」と気づかれました。その方の場合は、イライラを感じる対象が特定の人物に限定しており、しかもその相手が「何をした時に怒りが爆発しやすいのか」が、記録をつけるだけで客観的に自覚できるようになったのです。
普段からイライラしやすいけれど、生理前に特に「爆発」しやすいという人は、普段から「表に出してはいけない」と思ってしまっている怒りやその他の感情がないかチェックしてみるといいでしょう。
それらの感情を、「生理前だけは生理の『せいにして』表に出せる」状態を作り出していないかを見直してみることをお勧めします。
ご予約はこちらから
日付:2025年11月28日 カテゴリー:月経前症候群(PMS)
妊活中にとった方がいいサプリメント(栄養素) 葉酸サプリは飲まない方がいいの?
★★妊活中はどのような栄養を意識すべき?★★(横浜市 おすすめ 婦人科)
妊活を開始すると、栄養のバランスや生活習慣など、いろいろ気にするようになった、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
妊活中の人が意識した方がいい栄養素は、「鉄分」「亜鉛」「葉酸」です。
<鉄分>
「鉄分」は、不足すると鉄欠乏性貧血になります。また、鉄分不足だと妊娠率が低下するため、妊活中には要チェックな栄養素です。
月経がある女性は、毎月血液を失うため、鉄分が不足しがちです。
普通の健康診断で、貧血かどうかを見るときは「血色素(ヘモグロビン)」の値を見ますが、体内の「蓄え」としての鉄分が足りているかを見たい場合は「フェリチン」という項目をチェックします。
実は、血色素が正常でもフェリチン値が低い「隠れ貧血」の人がとても多いのです。
妊娠を望む人の、血中のフェリチンの数値は、どのくらいが適切なのでしょうか?
報告により多少バラツキがありますが、最低でも30ng/mLから50ng/mLは必要という報告や、常時50ng/mL程度以上に維持した方がよいという報告があります。
そのため、妊活中の方は、フェリチンを40ng/mL以上を目安に、鉄分を摂取していただくことが多いです。
食物に含まれる鉄には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。日本人の食べる食材には非ヘム鉄が多く含まれますが、吸収率が高いのは肉や魚に含まれるヘム鉄です。
非へム鉄:
野菜や海藻などの植物性食品に含まれ、吸収率は5%以下と低い。食物繊維や、コーヒー・お茶に含まれるタンニンが吸収を阻害する。
非ヘム鉄が多い食材はほうれん草、きくらげ、プルーン、海草類など。
ヘム鉄:
肉や魚などの動物性食品に含まれ、吸収率は10~30%と、非ヘム鉄の5~10倍も吸収される。
ヘム鉄が豊富な食材はレバー、赤身肉、牛肉、鶏肉、鰹、マグロ、イワシ、煮干し、せんまい、あさりなど。
吸収率の高いヘム鉄を含む食材を、意識して摂取していただくのですが、食事だけでは十分量摂取するのが難しかったりします。
なので、足りない分はサプリメントで補う必要があります。
当院で扱っているサプリメントでも、一番ニーズがあるのが「ヘム鉄」です。
<亜鉛>
亜鉛も、妊娠には重要な役割を持っています。
亜鉛と聞くと、男性の妊活にとって重要な栄養素として思い浮かべる方も多いと思いますが、実は、女性の妊活にとっても大事な栄養素と言えます。
亜鉛は成人の体内に約2g含まれます。成人ではそのほとんどは筋肉と骨中に含まれますが、皮膚、肝臓、膵臓、前立腺などの多くの臓器に存在し、さまざまな酵素のサポートをしています。
亜鉛は、卵胞刺激ホルモンや黄体化ホルモンの働きを高めてくれます。亜鉛が不足すると、性腺機能障害を引き起こし、妊娠しにくくなります。排卵や着床に関係する多くのホルモンに亜鉛が必要不可欠と言えます。
亜鉛は細胞分裂にも関係するので、不足する事で、精子・卵子の細胞分裂にも影響があります。
亜鉛が不足すると、疲れやすい、やる気が出ないなどの「うつっぽい」症状が出ることがあります。
通常の健康診断では、亜鉛の値は見ませんので、病院で採血する際に亜鉛も採血項目に入れてもらうと確認できます。
亜鉛は、カキやカタクチイワシなどの魚介類に多く含まれます。また、牛肉も亜鉛を多く含む食品です。
なので、動物性たんぱく質が不足しがちな食事をとっていると、亜鉛不足になりやすいのです。
亜鉛も、薬やサプリメントで補うことが可能ですが、過剰摂取は弊害が出ることがあります。
補充する場合は、定期的に採血をして、摂取量の調整をしましょう。
<葉酸>
葉酸は、妊活中の方にはお馴染みの栄養素ですね。
妊娠を希望する女性は、胎児の神経管閉鎖障害発症リスク低減のために十分な葉酸摂取(400μg/日)が必要となります。
神経管閉鎖障害は、お母さんのお腹の中で赤ちゃんの脳や背中の神経が作られる途中で発生する、先天的な異常です。発生すると、運動機能や排泄機能に不具合が出たり、命に関わることもあります。
神経管閉鎖障害を予防するには、少なくとも妊娠1ヵ月以上前から妊娠3ヵ月まで、1日400μg以上の葉酸摂取が有効です。
しかし、非妊娠時の 30 歳未満の女性の葉酸摂取量は 300μg/日にも達しておらず、葉酸の摂取源の一つである緑黄色野菜の摂取量も十分ではありません。
葉酸は、水溶性のビタミンなので、蓄積率が低く、とり過ぎる心配はほとんどありませんが、毎日摂取する必要があります。
そのため、厚生省は、妊娠を希望している女性は「普通の食事に加えて」、葉酸を1日400μg摂取することを推奨しています。
つまり、妊娠を希望したら、葉酸のサプリメント摂取は必須であるということです。
もちろん、バランスのよい食事を心がけることは不可欠です。食事に加えて、1日400μgの葉酸をサプリメントで摂取しましょう。
葉酸サプリメントを飲み始める時期ですが、「妊娠1ヵ月前から」摂取するというのは、理論上無理なので、妊活を開始したらすぐに飲み始めるのがよいでしょう。
妊娠3ヵ月までは、摂取し続けるものですから、妊娠中でも飲める成分のものを選ぶと安心です。
日付:2025年11月26日 カテゴリー:不妊症
おりものの色や臭いが気になる時は【横浜市 評判いい婦人科】
茶色や緑色のおりものは異常?(横浜 女医 おすすめ 婦人科)
「おりものの異常」で受診なさる方は、気になってすぐに受診する方と、「結構前から気になっていた」という方に大別されます。
「いつもおりものが多い」「以前から痒みが続ている」「何となく臭いが気になっていたが様子を見ていた」という方も少なくありません。おりものの臭いや色がいつもと違うな~と思った時に、一番気になるのはそれが受診せず放置しても問題ないものなのかどうかでしょう。
おりものの異常のうち、カンジダやB群溶連菌・大腸菌といった細菌による膣炎であれば、自然に治ることもあります。一方、クラミジアなどによる性 感染症は自然に治ることはなく、パートナーも含めてきちんと治療する必要があります。
性 感染症、つまり性病に気付かずに放置してしまうと、パートナーとのピンポン感染やそれ以上の感染拡大のリスク、そして、感染がお腹の中に広がると「骨盤腹膜炎」という強い炎症が起きた状態を引き起こしてしまったり、将来的な不妊症のリスクにもなりえます。
おりものの異常は性病?(横浜駅 おすすめ 近く 婦人科)
少なくとも半年以内に性 行為があり、おりものの量が増えた・臭いが強くなった・色がいつもと違う・ピンク色や茶色いおりものが出る・血液がおりものに混ざるなどの症状がある場合は、様子を見ずに受診したほうがよいでしょう。
厳密には、おりものの状態だけでそれが「性感染症(性病)」かどうかを判断することはできません。おりものをぬぐい取る検査をして、そこにばい菌がいるかどうかを確認しなければ断定はできないのです。
おりものでわかる性感染症は、クラミジア頸管炎・淋菌感染症・トリコモナス膣炎・マイコプラズマ子宮頚管炎です。これらはいずれも性 行為によって感染するものですが、トリコモナスの場合はまれにプールや温泉などでの感染もあるので「絶対に性行為のパートナーから感染したもの」とは言えません。
ただ、多くの場合は性 行為が感染経路になるので、これらの菌が検出された場合はパートナーと一緒に完治が確認できるまで適切な治療を行う必要があります。
治療の途中で性 行為を行ってしまうと、治療が長引いてしまうので注意が必要です。
性交渉していなくても細菌性腟炎になる?(横浜市 評判いい 婦人科 女医)
一方、性行為は関係なく発生してくるおりものの異常は、主にカンジダ膣炎と細菌性膣炎によるものです。
カンジダ膣炎外陰炎は「カンジダ」という真菌(カビ)が繁殖して膣内や外陰部の皮膚に炎症を引き起こすものです。ぽそぽそした塊状のおりものや白~緑がかったおりものが増えて、膣内や外陰部に痒みを引き起こします。
細菌性膣炎は、大腸菌やB群溶連菌などの雑菌が増えて膣内に炎症を引き起こすものです。黄色っぽいドロッとしたおりものが増えたり、生臭い臭いが強くなることがあります。細菌性膣炎でかゆみが出ることはまれです。
大腸菌やB群溶連菌は自然に治る?(横浜駅 評判いい 婦人科)
カンジダ膣炎や細菌性膣炎は、自分の抵抗力がしっかりしていれば膣の「自浄作用」によってばい菌を洗い流すことができるため、2~3日で自然によくなることもあります。
数日おりものが気になっていたけれどすぐに改善したという場合で、性 行為の機会がなければそのまま様子を見てもよいでしょう。
ただし、性行為の機会がある場合は、一度は一通りの検査を受けておいた方が安心です。クラミジアも淋菌も、ほとんど症状が出ない人の方が多いため、隠れた感染が持続する場合があります。本当は、何も気になる症状がなくても、少なくともパートナーが変わったら感染症の検査を定期的に受けた方が確実なのです。
少しでも気になる症状があれば、自分で何とかしようとせず婦人科で相談しましょう。
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日付:2025年11月23日 カテゴリー:性病










