婦人科の病気
AMH検査の保険適応について
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4月から不妊治療が保険適応になり、患者様の負担がかなり軽減されます。
ただし、保険が使える条件がかなり限定されていますので、どこまで保険でできるのかは、事前にしっかり確認が必要です。
これまで自費でしか検査ができなかった、AMH(抗ミュラー管ホルモン)の検査も、保険が使えるようになりました。
ただし、体外受精や顕微授精を行う場合に、卵巣を刺激する薬をどのくらいの強さで使うのが適切なのかを見極めるためのに行うときだけ、という限定的な適応です。
「現在の卵子のストックがどのくらいあるか調べたい」という「卵巣予備能の確認」目的で検査を行う場合は、引き続き自費になります。
「子宮のこぶ」は誰に対する感情のしこり?
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子宮筋腫は、子宮の壁にできる「こぶ」です。
つまり、女性性や妊娠出産の象徴である「子宮」に何らかの「しこり」を作り出しているということです。
日付:2021年5月24日 カテゴリー:子宮筋腫
卵巣の病気は「オリジナリティー」からのSOS
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卵巣は「独自性」や「創造性」を表現している臓器です。
「私自身」が独自で生み出したいと思っているものを否定したり、我慢したりしていると卵巣の病気になりやすくなります。
日付:2021年5月18日 カテゴリー:卵巣がん・卵巣のう腫
コロナが落ち着くまで妊活は控えるべき?
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ご妊娠を希望している方から、「コロナが不安なのでちょっと妊活を控えておこうかと思うんですが・・・」というご相談を受けることがあります。感染リスクや、今後の情勢がどうなるのかわからないといった点での不安、そして経済的な不安などによって、「今は妊活しにくいな」と感じていらっしゃる方も多いようです。
医学的に、コロナを理由に妊活を控えるべきというエビデンスは出ていません。緊急事態宣言が発令された時期は、一時的に、不妊専門の医療機関が治療をお休みしたりしていた時期もありましたが、現時点では「コロナは関係ない」という考え方が主流になっています。
まだ、妊娠中にコロナに感染したという事例や、コロナに感染した状態で出産したという事例が非常に少ないため、「こうですよ」と確実に言及できるまでの医学的根拠は集まっていませんが、数少ない症例から推察すると、妊娠はコロナの重症化のリスクにはならないとのことです。
もちろん、妊娠中は肺が圧迫されたり、血液の循環具合も非妊娠時とは異なってきますので、人によっては妊娠によって重症化する可能性もあり得ます。各省の得られない「あるかもしれないリスク」を理由に、妊娠を控える必要性はないですよ、という意味です。
医学的には、妊娠を控える必要性はありませんが、例えば里帰り分娩の場合は移動後2~3週間は受診を控えなければならなかったり、立ち合い分娩や面会に制限があたりといった、「コロナ前にはなかった制限」が発生する可能性は十分にあります。
2人目や3人目のお産の場合、上のお子さんを病院に同伴できない場合はどうするのか、実家からのヘルプを当てにしていたけれど移動が制限されたらどうするのか、などをあらかじめシミュレーションしておいた方が安心です。
医学的にリスクはなくても、色々不安を抱えながらの妊娠は、妊婦さんご本人の心身の負担になる可能性もあります。かといって、妊娠を先延ばしにしていると、年齢的リスクが上がってしまうという方もいらっしゃいます。
最終的には、「今このタイミングで妊娠したいか」をご家族でよく話し合って決めるとよいでしょう。
日付:2020年11月7日 カテゴリー:不妊症
高校生にも親にもお勧め!性に関するネットドラマ「17.3 about a sex」
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知り合いの先生が監修されたネットドラマが公開されています。
3人の女子高生が中心となって、日常の中で直面しうる様々な「性」の悩みについてリアルに悩んで向かい合っていくドラマです。
製作者側の配慮が非常に行き届いており、「このドラマによって誰も傷つけないように」という想いがしっかり伝わる内容でした。
一口に「性」といっても、単純に「セックスについて」や「避妊について」という話ではありません。
もちろん、「高校生でセックスするのはいいの?悪いの?」という内容も盛り込まれていますが、「性的志向の多様性」や「ジェンダーバイアス」など、様々な切り口から「性」を扱っており、学校での性教育の教科書にしていただきたいような構成になっています。
当事者である高校生や、これからこういった悩みを抱えうる中学生はもちろん、思春期のお子様を持つ「親」にぜひぜひ見ていただきたい内容です。
私は、第3話くらいから毎回涙なしでは見られませんでした。
産婦人科医の監修も入っており、当事者の声もしっかり反映して作られているため、本当に突っ込みどころがほとんどないパーフェクトな内容になっています。
子どもと「性」についてどのように話せばいいのかわからない、子どもの「性」の悩みをどう受け止めたりどうアドバイスしたらいいのかわからない、という方は必見です。
このドラマで、情報提供者的役割や、模範解答的会話を運んでいる登場人物が何人かいます。その人たちのかかわり方やコミュニケーションの取り方を見るだけでも、かなり学べると思います。
ドラマの制作背景は、こちらをご覧ください。
ドラマを見るためには、「ABENA」というアプリをダウンロードして、「プレミアム」会員に登録が必要です。
会員登録後、2週間は無料視聴期間なので、2週間以内に9話まで見てすぐに解約すれば、料金はかからず視聴できます。
この機会に、ぜひご覧になってみてください。
日付:2020年11月5日 カテゴリー:性病,日々の雑記
デヴィ夫人の「不妊の原因は9割9分堕胎手術」は全く根拠がありません
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デヴィ夫人が番組内で「不妊の原因は9割9分堕胎手術」と発言したことが話題になっているようですが、この発言には全く根拠がありません。
人工妊娠中絶手術も、稽留流産に対する手術も、子宮内を「ソウハ」する方法で行われるケースがほとんどです。この「ソウハ」術によって子宮内が傷ついてしまったり、術後に感染が起きたりすると、子宮内が着床に適さない状態になることがあります。
なので、手術によって妊娠しにくくなる可能性は「ゼロではない」のですが、実際に手術が原因で不妊になっているケースはごくごく稀です。
妊娠したことが1度もない人が多数不妊症になっていることからも、手術歴の有無と不妊はほぼ関係ないと言えるでしょう。
この「ソウハ」という方法が子宮に負担になる手術であることは指摘されており、最近では、より安全な「吸引法」や、薬剤による中絶手術ができるようにすべきであるという意見もあります。中絶手術は、女性が最終的に妊娠を継続するかどうかを「自分で決める」ために必要な権利であり、女性の健康を守るためには必要な場合もあります。なので、中絶を「禁止」するのではなく、「より安全に」行えるようにするという視点が必要なのです。
もちろん、予定外に妊娠することがないように、より確実な避妊方法を選択することは重要です。でも、どの避妊方法も避妊効果が100%ではない以上は、「中絶」という選択肢は必要なのです。
不妊症の原因は多岐にわたり、原因が一つだけではなかったり、女性側の要因ではない場合もあります。
心理学的に読み解くと、過去の中絶手術の経験が「心理的ストッパー」になって妊娠しにくくしているケースもありますから、中絶手術や流産の経験が「絶対に不妊症の原因になっていない」とも言い切れないかもしれません。
大事なことは、たとえ過去に手術の経験があっても、その経験が自分の人生の中で「何のために必要だったのか」を紐解いて、未来につなげるということです。デヴィ夫人の発言にいちいち反応するまでもなく、自分にとっての「妊娠・出産」がどのような位置づけなのかしっかりと考えてみることをお勧めします。
日付:2020年10月30日 カテゴリー:不妊症
「私ってなんか変?」と悩んでいるあなたへ
最近、良い意味で「周りから浮く」タイプの10代の患者様が、そのせいで月経不順やPMSになってご相談にいらっしゃるケースが増えています。私自身が、まさにこんなタイプだったせいなのか、同じようなことでご本人や、下手をするとお母様が悩んでしまっているケースが次々にご相談にいらっしゃるのです。
『あ、私もそうかもしれない』と思ったあなた、おめでとうございます!その不調は「チャンス」です。
これらの不調の原因は、「私って何か変わってるかも」「何だか周りから浮いてしまっているかも」という思いや感覚から、自分の「オリジナリティー」を否定したり、自分の存在そのものをネガティブに捉えてしまうことです。
実際に、学校でいじめにあったり、親から「あなたはおかしい」とか「性格が悪い」なんて言われてしまっているケースも少なくありません。
卵巣は「創造性」や「独自性」を表す臓器です。
だから、大雑把に言うと「自分らしさ」を押さえようとしたり、自分の創造性が否定されていると感じたりすると、卵巣の病気になりやすくなります。
一番多いのは、卵巣機能不全つまり、生理不順ですね。
実は、昔の私もそうでしたから、こういった方の気持ちは痛いほどよくわかります。
小さい頃から、親も含めて「理解されないという感じ」「受け入れてもらっていないという感覚」が常にありました。中学校では、しっかりいじめにもあいましたしね。
今振り返ると、当時のこの「何とも言えないアウェイ感」は凄く重要だったのですが、特に子どもの頃はかなり辛かったです。
いじめも、そのお陰でジェンダーによる差別というものに疑問を持ったり、犯罪心理学に興味を持ったりしたので、今の私のベースを作るのに、超重要な役割をもっていたわけです。が、当時は、まだ、今のようなマインドになれていないので、卑屈になったり、自分を思いっきり否定したりしてました。「笑った顔が気持ち悪い」と言われるので、できるだけポーカーフェイスを保ったり。後ろからコソコソ話す声が聞こえると、全部が自分の悪口に聞こえてしまったり。
実際に、自己否定マックスの時期をちょっと過ぎた頃に出会ったある教授からは、「君は、日本の学校の中で、よく潰れずにここまで伸びてきたな~」と、お褒めの言葉を頂きました。そして、「出る杭は打たれるけれど、出過ぎた杭は憧れになる。どうせなら突き抜けろ」と言って頂きました。
お陰で、今、宇宙まで突き抜けようとしてます(笑)
そう、もし、今、あなたが「私ってなんか浮いているかも」と感じているなら、「奇特な才能」に気付くチャンスなんです。
もし、孤独な感じがして、つらいなーと思ったら、あなたの天才性を見抜いて伸ばせる大人を見つけてみるといいかもしれません。
身近にそんな大人はいないよ~、って方は、カウンセリングで自分を見つけてみてくださいませ。
日付:2020年7月18日 カテゴリー:月経前症候群(PMS),生理不順
生理が遅れて妊娠が不安な時にすべきこと
夏休み期間が明けると、増えるご相談が「おりものが気になる」と「妊娠していないか不安」というもの。実は、以前10代の方のためのメール相談を受けていた時も、同じような季節変動の傾向がありました。状況的には、確かに、夏休みに性的に活発になるという可能性は十分にあり、それに伴って上記のようなお悩みも増えて当然かなと感じます。
もし、いつも定期的に来ている月経が遅れていて「妊娠したかも」という不安があるのであれば、まずはドラッグストアで妊娠検査薬を買って確認しましょう。「妊娠しているかどうか」は、症状で判断することはできません。妊娠検査薬が「陽性」なら妊娠しているということですし、「陰性」なら妊娠していないか時期が早すぎて反応が出ていないかのどちらかです。
妊娠反応が「陽性」の場合は、直ちに受診が必要です。正常な妊娠なのかどうかの確認と、今後どうするのかを考えるために、できるだけ速やかに婦人科を受診しましょう。妊娠の確認ができたら、その後考えるのは、「妊娠を継続するのか」と「継続するならどこで分娩をするのか」です。妊娠の継続の可否は、できれば妊娠10週を超えない時期までに結論を出した方がベターです。そのため、妊娠反応が出てから医療機関を受診するまではできるだけ早い方がよいと言えます。
妊娠反応が「陰性」で、最後に性行為をしてから3週間以上たっていれば「妊娠していない」ということが確定します。その段階で、月経不順の検査を受けるために受診するか、あと1~2週間待って月経が来なければ受診しましょう。最後の性行為から3週間未満の場合は、1週間後に妊娠反応の再検査が必要です。再検査までの間に月経が来れば妊娠していなかった(ちょっと月経が遅れただけ)と分かります。1週間後の再検査で結果が「陰性」なら、いずれにしても婦人科を受診してなぜ月経が来ないのかを調べてもらいましょう。
そして、最も大事なことが、今後しばらく妊娠を希望しないのであれば、これをきっかけに「確実な避妊方法」を選択することです。確実な避妊は、ピルの服用か子宮内避妊具の挿入です。いずれも婦人科で相談できますので、どうすれば自分の手で安全に避妊ができるのかを考えてみましょう。
骨を丈夫にするのは○○だった!
女性の「健康寿命」を伸ばすためには、「骨」の健康を保つことが超重要であることは以前もお話ししていますが、では、どのようにしたら骨が丈夫になるのでしょうか?
続きはこちらから→https://ameblo.jp/vivalita-dr/entry-12438816903.html
新しい月経困難症治療薬「ジェミーナ」
最近は自費で処方される「避妊用のピル」の種類が減ってきてしまい、現在当院でお出しできるのは第2世代のラベルフィーユか第3世代のファボワールのみになっています。
その代わり、「月経困難症治療薬」として用いられる、要するに保険がきくピルの種類は増えてきました。現在発売されている月経困難症治療薬は、低用量と超低用量のものがあります。含まれている「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の量によって低用量か超低用量に分類されています。
9月に発売予定になっている「ジェミーナ」というピルは、超低用量の月経困難症治療薬です。どのピルがどのような特性を持っているのか、少し整理してみましょう。
その前に、ピルの分類の仕方にいくつかポイントがあります。
*含まれている卵胞ホルモン量での分類:高用量・中用量・低用量・超低用量
*含まれている黄体ホルモンの種類による分類:第1世代・第2世代・第3世代・第4世代
*ホルモン量が途中で変わるかどうかによる分類:1相性・3相性
*連続投与できるかどうかの分類
<避妊用のピル>→いずれも低用量
第1世代:いずれも発売中止となり現在ない(オーソやシンフェーズ)
第2世代:トリキュラー・アンジュ・ラベルフィーユ(3相性)
第3世代:マーベロン・ファボワール(1相性)
<治療用のピル>
低用量
第1世代:ルナベルLD・フリウェルLD(1相性)
超低用量
第1世代:ルナベルULD(もうすぐフリウェルULDも発売になります・1相性)
第4世代:ヤーズ・ヤーズフレックス(1相性)
このうち、添付文書上で「連続服用可能」とされているのはヤーズフレックスだけです。でも実際は他のピルを偽薬や休薬期間を飛ばして連続服用している方はいらっしゃいます。
今回発売になる「ジェミーナ」は超低用量で第2世代で1相性で連続服用可能、という既存のピルにない特性が組み合わさったものと言えます。これまで、第2世代の1相性タイプというのが存在しなかったのです。
黄体ホルモンの「第なに世代」というのは、単純に開発された順に番号がついているだけです。どれがいい悪いはありません。副作用の出方も「一長一短」で、はっきり言ってどれが「自分に合うか」を見極めるだけなのです。
それぞれの黄体ホルモンに多少の特性はあり、以下のような感じです。
第1世代:比較的内膜が薄くなりやすいので出血量が減りやすいが不正出血も起きやすい
第2世代:不正出血がおきにくくむくみや男性ホルモンの影響が出ることがある
第3世代:不正出血もむくみも比較的起きにくいがしっかり出血するので月経痛が残ることがある
第4世代:むくみは最も起きにくく出血量も減りやすいが不正出血はそこそこある
これらの特性を理解して、今まで服用しているピルがある場合、不具合がなければわざわざ新しいピルに変える必要はないと思われます。
低用量より超低用量の方が頭痛や吐き気は出にくくなりますから、現在低用量を服用していて吐き気が気になる場合は変えてみるのもよいでしょう。また、他の超低用量のピルで不正出血が止まらない場合も、黄体ホルモンの種類が変わることによって改善する可能性はあります。
どのピルが自分にとっての「マイベストピル」なのかは、色々試してみないと分からないかと思いますので、「今のピルで何となく不具合があるから変えてみたいな~」という場合は主治医に相談してみるとよいでしょう。