「蓄熱式脱毛は効果があるの?」
「蓄熱式脱毛のデメリットは?」
蓄熱式脱毛は、医療レーザー脱毛の中でも、痛みが少なく幅広い毛質・肌質に対応可能な脱毛方式です。
そのため、産毛や一般的に脱毛が難しいとされている日焼け肌や色黒肌にも効果が期待できるのが特徴です。
本記事では蓄熱式脱毛の効果やメリット・デメリットなどの解説や蓄熱式脱毛機を導入しているおすすめの医療脱毛クリニックを紹介します。
クリニック | 全身+VIO脱毛/5回 | 特徴/おすすめポイント | 脱毛機の種類 |
---|---|---|---|
レジーナクリニック | 総額:66,000円 月々:1,000円 | ●蓄熱/熱破壊式の脱毛機を3種導入 ●施術部位に合わせ脱毛機を使い分け ●最短5回で脱毛が完了できる | ・ジェントルレーズプロ (熱破壊式) ・ソプラノアイスプラチナム (蓄熱式/熱破壊式) ・ソプラノチタニウム (蓄熱式/熱破壊式) |
アリシアクリニック | 総額:68,200円 | ●蓄熱式脱毛で全身脱毛 ●1回が約30分徐々に出力UPで効率的に脱毛 ●全身+VIO脱毛が総額68,200円 | ・ソプラノチタニウム (蓄熱式/熱破壊式) |
「蓄熱式脱毛でVIO脱毛を検討している」「痛みの少ない脱毛をしたい」と感じている人は、本記事を参考に蓄熱式脱毛を検討してみて下さい。
蓄熱式脱毛とは?仕組みや特徴を詳しく解説
医療脱毛クリニックで導入されているレーザー脱毛には「蓄熱式脱毛」「熱破壊式脱毛」の2種類の脱毛方式があります。
蓄熱式・熱破壊式とは「レーザーをどのように照射するか」を表すもので、それぞれ以下のような特徴があります。
- 蓄熱式脱毛:低出力のレーザーを連続照射
- 熱破壊式脱毛:高出力のレーザーをスポット照射
ここでは蓄熱式脱毛の仕組みと特徴を解説します。
蓄熱式脱毛は熱を加えてバルジ領域にダメージを与える
蓄熱式脱毛は毛の黒いメラニン色素に反応する低出力のレーザーを連続照射し、バルジ領域(毛の生成を促す組織)にダメージを与えて破壊することで永久脱毛を目指す脱毛方式です。
- 低出力のレーザーを連続照射する
- バルジ領域に徐々に熱を溜めていく
- 蓄熱した熱でバルジ領域にダメージを与える
- バルジ領域が破壊されるまで加熱する
バルジ領域とは「毛の生成を促す組織」のことです。毛を作る毛乳頭に指令を出して発毛を促す働きをしています。
蓄熱式脱毛はこのバルジ領域がターゲットで、低出力のレーザーで徐々に熱を加えていくことでバルジ領域にダメージを与えます。
「バルジ領域破壊=毛が成長しなくなる」ということなので、永久脱毛効果を目指すことが可能です。
蓄熱式脱毛は幅広い毛質・肌質に対応できる
照射ターゲット | バルジ領域 (毛の生成を促す組織) |
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脱毛方法 | 低出力のレーザーを連続照射 |
毛質 | 産毛から剛毛まで対応可能 |
肌質 | 日焼け肌・色黒肌・敏感肌・アトピー肌も照射可能 |
痛み | かなり弱い |
照射スピード | 速い |
こんな人におすすめ | 痛みの少ない医療脱毛をしたい人 産毛までくまなく脱毛したい人 日焼け肌・色黒肌・敏感肌・アトピー肌の人 |
蓄熱式脱毛は低出力のレーザーを連続照射する脱毛方式のため、医療レーザー脱毛の中では施術時の痛みが少ないという特徴があります。
「痛みがない=効果がない」とデメリットだと思う人もいますが、蓄熱式脱毛は毛の生成を促すバルジ領域にダメージを与えることで永久脱毛を目指すことが可能です。
また、一般的にレーザーでの脱毛が難しいとされている日焼け肌・色黒肌にも照射可能で、肌への刺激が少ないため敏感肌やアトピー肌でも医療脱毛ができます。
蓄熱式脱毛は痛みや肌への負担を軽減し、幅広い毛質・肌質に対応できる脱毛方式です。
痛みの少ない脱毛を希望する人や肌質が原因で医療脱毛を諦めていた人におすすめです。
フレイアクリニックなら蓄熱式脱毛機で医療脱毛を始められます。
- 痛みの少ない蓄熱式脱毛機を2種類導入
- 麻酔代やキャンセル料金が無料
- 全身+VIO脱毛が月々1,200円で受けられる
料金/5回 | |
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全身+VIO (クイックコース) | 月々:1,200円 総額:99,600円円 |
全身+VIO+顔 (クイックコース) | 月々:1,500円 総額:142,000円 |
全身+VIO+顔 (クイックコース・学生プラン) | 月々:1,600円 総額:161,700円 |
フレイアクリニックは痛みの少ない蓄熱式の脱毛機を2種類導入しています。
2種類の波長を同時照射することで幅広い毛質に対応でき、日焼け肌や色黒肌にも照射可能です。
蓄熱式の脱毛機は痛みを抑えて脱毛できますが、それでも痛みが不安な方は麻酔クリームを無料で使用することもできます。
フレイアクリニックは平日夜の21時まで営業しているため、仕事終わりに通院したい方にもおすすめです。
痛みを抑えて脱毛したい人や仕事終わりに通いたい人はフレイアクリニックがおすすめです。
麻酔代 | 無料 |
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剃毛代 | 無料 |
当日キャンセル代 | 無料 |
脱毛機器 | ・メディオスターNexT PRO ・メディオスターモノリス |
通える頻度 | 2ヶ月に1回 |
脱毛期間 | 1年~1年半 |
営業時間 | 平日 12:00~21:00 土日祝11:00~20:00 |
※フレイアクリニックの麻酔無料は安心コースのみ適用
※当日キャンセルはクイックコースのみ1回無料
蓄熱式脱毛の効果とは?蓄熱式脱毛は効果がないは間違い!
蓄熱式脱毛の利用を検討している人の中には「蓄熱式脱毛は効果がない」「熱破壊式脱毛の方が良い」といった蓄熱式のデメリットの部分を聞いたことがある人もいると思います。
結論から言うと蓄熱式脱毛もきちんと効果を実感することが可能です。
「蓄熱式脱毛は効果がない」と言われる原因は以下のような理由があります。
- 脱毛効果を感じるまでに時間がかかる
- 痛みが少ないので効果がない様に感じる
- 白髪の脱毛はできない
蓄熱式脱毛は熱破壊式脱毛と比べて効果を実感するまでに時間がかかります。
ただ、5〜8回程度施術を繰り返すことで熱破壊式脱毛と同じように永久脱毛を目指すことが可能です。
蓄熱式脱毛は次に生えてくる毛を抑制する
蓄熱式脱毛は今生えている毛を脱毛するのではなく、「次に生えてくる毛を抑制する」効果を期待できます。
今生えている毛に作用する脱毛方式ではないため、デメリットは施術を受けてから「毛が抜けた」と実感するまでに時間がかかることです。
蓄熱式脱毛と熱破壊式脱毛の毛が抜け落ちるまでにかかる時間は以下の通りです。
- 蓄熱式脱毛:施術から2週間〜1ヶ月前後
- 熱破壊式脱毛:施術から数日〜2週間前後
熱破壊式脱毛は、今生えている毛に効果を発揮する脱毛方式なので、術後数日〜2週間前後で毛が抜け落ちるのを感じることができます。
一方で蓄熱式脱毛は効果を感じるまでに2週間〜1ヶ月前後時間がかかるため、「効果がない」と感じる人が多いようです。
蓄熱式脱毛は5〜8回程度で効果を実感できる
蓄熱式脱毛は、部位によって異なるものの5〜8回程度、医療脱毛施術を繰り返すことで自己処理が楽になるまで効果を実感できます。
「効果が出るのが遅いと施術回数も多く必要なのでは?」と感じる人もいるかもしれませんが、施術に必要な回数は熱破壊式脱毛と同じです。
以下に部位別で必要な施術回数をまとめました。
自己処理が楽になる | 自己処理がほぼ不要になる | |
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ワキ | 5回程度 | 6回以上 |
腕・足 | 5回程度 | 6回以上 |
胸・お腹・背中 | 5回程度 | 6回以上 |
VIO | 8回程度 | 10回以上 |
顔 | 8回程度 | 10回以上 |
ワキ・腕・足・胸・お腹・背中などは蓄熱式・熱破壊式ともに5回程度施術を受けることで自己処理がかなり楽になります。
太く濃い毛が密集しているVIOラインは、8〜10回程度の施術が必要になる場合もあります。
また産毛の多い顔も効果が現れるまでに時間がかかるため、8〜10回程度の施術が必要です。
VIOなど毛が濃い部分は痛みを感じやすいため、痛みが少ない蓄熱式がおすすめです。
蓄熱式脱毛で必要な脱毛期間は1年〜1年半程度
蓄熱式脱毛で脱毛する際に必要な期間は1年〜1年半程度です。
レーザー脱毛機は毛の黒いメラニン色素に反応するレーザーを使用するため、毛周期(毛が生え変わるサイクル)に合わせて施術を行う必要があります。
毛周期とは?
毛周期とは毛が生え変わるサイクルのことで、成長期・退行期・休止期があります。
レーザー脱毛が効果を発揮するのはメラニン色素料の多い成長期の毛のみとされています。
そのため医療脱毛クリニックでは毛周期に合わせた2ヶ月間隔での施術を推奨している場合がほとんどです。
蓄熱式脱毛はバルジ領域がターゲットのため毛周期に合わせて施術を受けるのがおすすめです。
蓄熱式脱毛機を導入しているおすすめクリニック4選!
ここからは蓄熱式脱毛機を導入しているおすすめの医療脱毛クリニック4院を紹介します。
クリニック | 全身+VIO脱毛/5回 | おすすめポイント | 脱毛機の種類 | 麻酔代 | シェービング代 |
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レジーナクリニック 詳細はコチラ | 月々:1,000円 総額:66,000円 | ・3種類の脱毛機を使い分けられる ・追加料金が無料で総額が安い | ・ジェントルレーズプロ(熱破壊式) ・ソプラノアイスプラチナム(蓄熱式/熱破壊式) ・ソプラノチタニウム(蓄熱式/熱破壊式) | 無料 | 剃り残しは無料 |
アリシアクリニック 詳細はコチラ | 総額:68,200円 | ・全身脱毛が最短30分で完了 ・全身+VIOが月々1,000円 | ソプラノチタニウム(蓄熱式/熱破壊式) | 塗り麻酔:3,300円 笑気麻酔:3,300円 | 手の届きにくい部分は無料 |
エミナルクリニック 詳細はコチラ | 月々:1,000円 総額:68,200円 | ・痛みを軽減できる脱毛機を導入 ・月々1,100円で全身脱毛が可能 | クリスタルプロ(蓄熱式/熱破壊式) | 麻酔クリーム: 3,000円 | 1部位1,000円 |
リゼクリニック 詳細はコチラ | 月々:1,400円 総額:99,800円 | ・当日キャンセルが無料 ・3種類の脱毛機を導入 | ・ラシャ(蓄熱式/熱破壊式) ・メディオスターNeXT PRO(蓄熱式/熱破壊式) ・ジェントルレーズプロ(熱破壊式) | 麻酔クリーム: 3,300円 笑気麻酔:3,300円 | 無料 |
レジーナクリニックは日焼け肌や色黒肌にも対応できる
- 3種類の脱毛機から肌質・毛質にあったものを選べる
- 平日は21時まで営業している
- 麻酔代やシェービング代が無料
全身+VIO脱毛/5回 | 月々:1,000円 総額:66,000円 |
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全身脱毛 5回ライトプラン | 月々:4,700円 総額:207,900円 |
レジーナクリニックでは3種類の脱毛機を導入しています。
剛毛の脱毛が得意な「ジェントルレーズプロ」のほか、3種類のレーザーを照射できる「ソプラノアイスプラチナム・ソプラノチタニウム」を導入しており幅広い毛質・肌質に対応可能です。
施術部位に合わせて使い分けられるため、全身脱毛をしたい人に適しています。
施術できる箇所が異なる複数の全身脱毛プランが提供されており、自分の希望に合わせて選択することが可能です。
複数の医療脱毛機を導入しているクリニックを選びたい人や、脱毛プランが豊富なクリニックを選びたい人はレジーナクリニックをチェックしてみてください。
\一人ひとりに合った脱毛機を選択可能/
脱毛機の種類 | ジェントルレーズプロ(熱破壊式アレキサンドライトレーザー) ソプラノアイスプラチナム(蓄熱式/熱破壊式3種類レーザー) ソプラノチタニウム(蓄熱式/熱破壊式3種類レーザー) |
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麻酔代 | 麻酔クリーム:無料 |
シェービング代 | 剃り残し部分は無料 |
キャンセル代 | 予約前日20時までに連絡した場合は無料 |
店舗数 | 全国22院 |
営業時間 | 月〜金 12:00〜21:00 土日祝日 11:00〜20:00 |
無料サービス | 追加照射 テスト照射 店舗移動 診察代 お薬代 |
アリシアクリニックは全身脱毛を30分で完了できる
- 蓄熱式脱毛機の採用で全身脱毛が最短30分で完了
- 初回に4回分の予約をまとめて取れる
- 全身+VIO脱毛5回が月々1,000円から始められる
全身+VIO脱毛/5回 | 月々:1,000円 総額:70,400円 |
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全身+VIO+顔脱毛/5回 | 総額:126,650円 |
アリシアクリニックはVIOを含む全身医療脱毛がおすすめなクリニックです。
全身+VIO脱毛5回が70,400円(税込)で、月々1,000円(税込)からの支払いで受けられます。
アリシアクリニックは初回に4回分の予約をまとめて取ることができ、スムーズに通院を続けることが可能です。
全身脱毛1回を最短30分で終わらせられるため、脱毛に通う時間がないという人にも適しています。
当日キャンセル料やシェービング代、トラブル時のお薬代などの追加費用が不要で、費用をできるだけ抑えて医療脱毛したい人におすすめです。
\蓄熱式脱毛機採用で全身脱毛を30分で完了/
脱毛機の種類 | ソプラノチタニウム(蓄熱式/熱破壊式3種類レーザー) |
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麻酔代 | 塗り麻酔:3,300円 笑気麻酔:3,300円 |
シェービング代 | えり足(うなじ)・背中・腰・Oラインなどは無料 |
キャンセル代 | 無料 |
店舗数 | 全国24院 |
営業時間 | 11:00〜20:00 |
無料サービス | 診察代 解約手数料 テスト照射 トラブル時のお薬代 |
エミナルクリニックは冷却機能付きの脱毛機で痛みを軽減できる
- 冷却装置内蔵の脱毛機で痛みを軽減できる
- 照射方式の切り替えが可能であらゆる肌質・毛質に対応可能
- VIO込みの全身医療脱毛が68,200円
全身+VIO脱毛/5回 | 月々:1,000円 総額:68,200円 ※分割払いの総額は93,350円 |
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全身+顔+VIO脱毛/5回 | 月々:1,800円 総額:139,000円 ※分割払いの総額は200,160円 |
全身脱毛/5回 | 月々:1,000円 総額:68,200円 ※分割払いの総額は93,350円 |
エミナルクリニックは費用を抑えて全身医療脱毛をしたい人におすすめのクリニックです。
全身脱毛5回を68,200円(税込)で受けることができ、分割払いの場合月々1,000円(税込)の支払いで脱毛を始められます。
エミナルクリニック独自開発の「クリスタルプロ」は、蓄熱式と熱破壊式とが切り替え可能で幅広い毛質・肌質に対応可能です。
肌表面を冷やす冷却装置も内蔵されており、痛みの少ない施術を受けられます。
費用重視で全身脱毛を受けられるクリニックを探している人はエミナルクリニックをチェックしてみてください。
\痛みを抑えられる脱毛機を採用/
脱毛機の種類 | クリスタルプロ(蓄熱式/熱破壊式ダイオードレーザー) |
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麻酔代 | 麻酔クリーム:3,000円 |
シェービング代 | 1部位1,000円 |
キャンセル代 | 店舗・電話予約:予約日3営業日前の13時まで無料 WEB予約:前日の18時まで無料 ※上記以降は1回分消化 |
店舗数 | 全国59院 |
営業時間 | 11:00〜20:00 ※店舗によって異なる |
無料サービス | 診察代 テスト照射 アフターケア お薬代 |
リゼクリニックは部位に合わせて脱毛機を使い分けられる
- 3種類の医療脱毛機を毛質・肌質に合わせて使い分け
- 当日キャンセルが無料でできる
- 5年間の有効期限で焦らず通院できる
全身+VIO脱毛/5回 | 月々:1,000円 総額:70,400円 |
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全身脱毛/5回 | 月々:900円 総額:64,800円 |
全身+VIO+顔脱毛/5回 | 月々:1,900円 総額:129,800円 |
リゼクリニックは3種類の脱毛機を導入しており、毛質・肌質に合わせて使い分けながら施術してくれます。
剛毛が得意な脱毛機から産毛が得意なものを揃えているので、部位ごとに使い分けることでトラブルのリスクが少ない施術を行うことが可能です。
またリゼクリニックは当日キャンセル料が無料で、プラン有効期限が5年間あるため焦らずに通院できます。
再照射代やトラブル時の治療代もかからないため、追加費用を抑えたい人におすすめです。
\部位ごとに3種類の脱毛機を使い分け/
脱毛機の種類 | ラシャ(蓄熱式/熱破壊式ダイオードレーザー) メディオスターNeXT PRO(蓄熱式/熱破壊式ダイオードレーザー) ジェントルレーズプロ(熱破壊式アレキサンドライトレーザー) |
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麻酔代 | 麻酔クリーム:3,300円 笑気麻酔:3,300円 |
シェービング代 | 無料 |
キャンセル代 | 予約時間の3時間前まで無料 ※上記以降は1回分消化 |
店舗数 | 全国26院(5院は提携院) |
営業時間 | 10:00〜14:00 15:00〜20:00 ※店舗によって異なる |
無料サービス | 診察代 再照射代 肌トラブル治療費 |
蓄熱式脱毛の5つのメリット
蓄熱式脱毛には以下のようなメリットがあります。
- 剛毛から産毛まで対応できる
- 産毛の脱毛が得意
- 日焼け肌や敏感肌にも照射できる
- スピーディーに施術できる
- 硬毛化のリスクが少ない
蓄熱式脱毛には「剛毛から産毛まで対応できる」「日焼け肌や敏感肌にも照射できる」などのメリットがあります。
またレーザー脱毛で気になる硬毛化のリスクが少ない点も大きなメリットです。
ここでは蓄熱式脱毛のメリットについてひとつずつ解説します。
剛毛から産毛まで対応できる
蓄熱式脱毛は剛毛や産毛など幅広い毛質に対応することが可能です。
これはバルジ領域にダメージを与えて、次に生えてくる毛をターゲットにしていることが理由と言えます。
剛毛や太く濃い毛の脱毛が得意な「熱破壊式脱毛」は、メラニン色素量の少ない産毛には効果を発揮しづらいです。
一方で蓄熱式脱毛はメラニン色素量に関係なく脱毛できるため、剛毛だけでなく産毛にも高い効果を発揮します。
蓄熱式脱毛は白髪への脱毛効果がほとんどありません。
白髪はメラニン色素をほとんど含んでおらず、レーザーが反応しないからです。
白髪の脱毛を考えている人は「ニードル脱毛(医療針脱毛)」を受けるのがおすすめです。
産毛の脱毛が得意
幅広い毛質の脱毛が可能な蓄熱式脱毛ですが、中でも産毛の脱毛が得意と言われています。
レーザー脱毛はメラニン色素に反応するレーザーを使用するため、基本的に色素量の少ない産毛にはあまり効果を発揮しません。
ただ蓄熱式脱毛は「脱毛に必要な熱を少しずつ溜めていく」医療脱毛方式なので、産毛にも効果を発揮することが可能です。
クリニックでも顔・背中・二の腕などの細くて薄い毛には蓄熱式脱毛を使用するところが多くあります。
太く濃い毛だけでなく産毛までくまなく脱毛したい人や、もともとの毛質が薄い人は蓄熱式脱毛で脱毛するのがおすすめです。
日焼け肌や敏感肌にも照射できる
蓄熱式脱毛は一般的に難しいと言われている以下のような肌質にも照射可能です。
- 日焼け肌
- 色黒肌
- 敏感肌
- アトピー肌
日焼け肌や色黒肌は皮膚内に黒いメラニン色素が多く含まれており、レーザーが過剰反応することでヤケドなどのトラブルのリスクが高くなります。
そのためメラニン色素に反応しやすい熱破壊式脱毛では、日焼け肌や色黒肌を脱毛することはできません。
一方で蓄熱式脱毛は急激な温度上昇をすることもなくヤケドのリスクが少ないため、日焼け肌や色黒肌にも照射できます。
炎症などが起こっている場合は断られるケースもありますが、肌質を原因に脱毛を諦めていた人は蓄熱式脱毛での脱毛を検討することをおすすめします。
スピーディーに施術できる
蓄熱式脱毛はスピーディーに施術可能というメリットもあります。
熱破壊式脱毛はピンポイントに1発ずつレーザーを照射するため、全身を脱毛するとなると施術時間が長くかかります。
蓄熱式脱毛は低出力のレーザーを連続照射するので、スピーディーに施術を終えることが可能です。
種類によって異なるものの、全身脱毛を60分程度で完了できる場合もあり、医療脱毛に通う時間がない人や体に負担をかけずに脱毛したい人におすすめです。
また、肌に照射スポットを滑らせるようにしてレーザーを照射するため、照射漏れが少ないというメリットもあります。
硬毛化のリスクが少ない
蓄熱式脱毛は硬毛化のリスクが少ない点もメリットです。
硬毛化とはレーザーを照射することで、もともとの状態より毛が濃く・硬くなる現象のことを言います。
根本的な原因は分かっていませんが「中途半端な熱が加わると硬毛化になる」という意見が多いのが特徴です。
蓄熱式脱毛は脱毛に必要な熱を少しずつ溜めていく脱毛方式のため、出力不足になりにくく硬毛化になるリスクも少ないです。
熱破壊式による脱毛で硬毛化になってしまった人が蓄熱式脱毛で再施術を受ける場合もあります。
蓄熱式脱毛の3つのデメリット
メリットの多い蓄熱式脱毛ですが、以下のようなデメリットもあります。
- 脱毛効果を実感するまでに時間がかかる
- 熱破壊式より剛毛の脱毛効果が低い
- 白髪の脱毛はできない
蓄熱式脱毛は永久脱毛効果を目指せる脱毛方式ですが、熱破壊式と比べると効果を感じるまでに時間がかかります。
また、剛毛への効果が熱破壊式より低い・白髪は脱毛できないなどもデメリットと言えます。
ここでは蓄熱式脱毛のデメリットについて解説します。
脱毛効果を実感するまでに時間がかかる
蓄熱式脱毛は熱破式と比べて効果が現れるのが遅く、さらに分かりづらい抜け方をすることから効果を実感しにくいというデメリットがあります。
以下に蓄熱式脱毛と熱破壊式脱毛の効果の現れ方をまとめました。
蓄熱式脱毛 | 熱破壊式脱毛 | |
---|---|---|
効果が現れる期間 | 施術から2週間〜1ヶ月前後 | 施術から数日〜2週間前後 |
効果の現れ方 | 新しい毛が生えなくなる | 毛がスルッと抜け落ちる |
熱破壊式は毛根や毛乳頭を破壊して「今生えている毛」を脱毛します。
そのため、術後数日〜2週間前後で毛がスルッと抜け落ちるのを実感することが可能です。
蓄熱式脱毛は「次に生えてくる毛」をターゲットとしているため、施術を受けても今生えている毛が抜け落ちることはなく、効果を実感しにくいという特徴があります。
ただバルジ領域に熱を加えることで脱毛はできているので、自然と新しい毛が生えなくなり術後2週間〜1ヶ月前後で効果を実感することが可能です。
熱破壊式より剛毛の脱毛効果が低い
幅広い毛質に対応できる蓄熱式脱毛ですが、剛毛への脱毛効果は熱破壊式脱毛より劣ると言われています。
理由は熱破壊式脱毛がメラニン色素に反応しやすく、剛毛に効果を発揮しやすいという特徴があるからです。
蓄熱式脱毛 | 熱破壊式脱毛 | |
---|---|---|
照射方法 | 低出力のレーザーを連続照射 | 高出力のレーザーをスポット照射 |
メラニンへの反応 | 熱破壊式には劣る | 反応しやすい |
剛毛への脱毛効果 | 熱破壊式には劣る | 高い効果を発揮する |
熱破壊式の脱毛機は波長(レーザーが届く深さ)が長いものが多く、メラニン色素に反応しやすいという特徴があります。
そのため熱破壊式は色素量が多い剛毛や太く濃い毛には高い脱毛効果を発揮することが可能です。
一方で蓄熱式脱毛はメラニン色素に反応しづらく、剛毛に高い効果を発揮することはできません。
ただ蓄熱式脱毛も「効果が劣る」とは言われているものの、効果を得ることはできます。
熱破壊式脱毛より施術に必要な回数が多くなる可能性はありますが、その分施術の痛みや肌トラブルのリスクを軽減することが可能です。
白髪の脱毛はできない
蓄熱式脱毛は白髪の脱毛にほとんど効果を発揮しません。
白髪は黒いメラニン色素をほとんど含んでいないためレーザーが反応しづらいからです。
「産毛が得意なら白髪も脱毛できるのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、レーザー脱毛で白髪を脱毛することは不可能と考えてください。
白髪を脱毛するためには、毛穴に針を刺して電流を流し毛根を破壊する「ニードル脱毛(針脱毛)」がおすすめです。
ニードル脱毛は毛のメラニン色素に関係なく効果を発揮するため白髪も脱毛できます。
熱破壊式との違いとは?どちらを選んだらいいか詳しく解説
蓄熱式脱毛と熱破壊式脱毛の違いは以下の通りです。
蓄熱式脱毛 | 熱破壊式 | |
---|---|---|
ターゲット | バルジ領域 | 毛根や毛母細胞 |
脱毛方法 | 低出力のレーザーを連続照射 | 高出力のレーザーをスポット照射 |
毛質 | 産毛の脱毛が得意 | 剛毛の脱毛が得意 |
肌質 | 日焼け肌・色黒肌・敏感肌・アトピー肌も可能 | 日焼け肌・色黒肌・敏感肌・アトピー肌は不可 |
痛み | 弱い | 強い |
効果が出るまでの期間 | 施術から2週間〜1ヶ月前後 | 施術から数日〜2週間前後 |
施術に必要な回数・期間 | 5〜8回程度 1年〜1年半程度 | 5〜8回程度 1年〜1年半程度 |
施術スピード | かなり早い | 蓄熱式より遅い |
施術に必要な回数・期間 | 5〜8回程度 1年〜1年半程度 | 5〜8回程度 1年〜1年半程度 |
蓄熱式脱毛と熱破壊式脱毛はどちらも永久脱毛効果を目指すことが可能です。
ただ得意とする毛質・肌質が異なるため、自分に合った医療脱毛方式を選ぶことが大切です。
剛毛から産毛までくまなく脱毛したい人や、日焼け肌・色黒肌・敏感肌・アトピー肌の人、痛みの少ない医療脱毛をしたい人は蓄熱式脱毛を選ぶのが良いです。
毛質が濃い人やワキ・VIOなどの剛毛を脱毛したい人には熱破壊式脱毛が適しています。
熱破壊式脱毛は施術時の痛みが蓄熱式脱毛より強いため、麻酔を使用して施術を受けることをおすすめします。
蓄熱式脱毛機は6種類!それぞれの特徴を解説
蓄熱式脱毛にはさまざまな種類がありますが、その中でも実績が多く人気な6種類を紹介します。
同じ蓄熱式脱毛でも、一つひとつ違いがあります。
それぞれの特徴を解説するので参考にしてください。
メディオスターNeXT PROは2種類の波長を同時照射できる
レーザーの種類 | ダイオードレーザー(810nm) ダイオードレーザー(940nm) |
---|---|
照射方法 | 蓄熱式・熱破壊式(切り替え可能) |
産毛への効果 | かなり高い |
剛毛への効果 | 高い |
痛み | かなり弱い |
施術スピード | かなり速い |
メディオスターNeXT PROは蓄熱式脱毛の中でも代表的なレーザー脱毛機です。
メディオスターNeXT PROの特徴は、根深い毛までアプローチできる波長を持っていることと、蓄熱式脱毛の中でも特に痛みが少ないことです。
毛質や肌質に合わせて蓄熱式と熱破壊式を切り替えることもでき、幅広い毛質・肌質に対応できます。
メディオスターモノリスはNeXT PROの後継機種
レーザーの種類 | ダイオードレーザー(810nm) ダイオードレーザー(940nm) |
---|---|
照射方法 | 蓄熱式・熱破壊式(切り替え可能) |
産毛への効果 | かなり高い |
剛毛への効果 | 高い |
痛み | かなり弱い |
施術スピード | かなり速い |
メディオスターモノリスはメディオスターNext PROの後継種です。
メディオスターNext PROの特性を活かしつつ、さらに肌への優しさが施術スピードが向上しています。
ふたつの波長をブレンドしながら照射することで産毛から剛毛までアプローチでき、幅広い毛質の脱毛が可能です。
スピーディーな脱毛施術を受けたい人や痛みの少ない医療脱毛をしたい人に適しています。
ソプラノアイスプラチナムは3種類のレーザーを搭載している
レーザーの種類 | アレキサンドライトレーザー(755nm) ダイオードレーザー(810nm・940nm) ヤグレーザー(1064nm) |
---|---|
照射方法 | 蓄熱式・熱破壊式(切り替え可能) |
産毛への効果 | かなり高い |
剛毛への効果 | 高い |
痛み | かなり弱い |
施術スピード | かなり速い |
ソプラノアイスプラチナムは3種類のレーザーを搭載しています。
蓄熱式と熱破壊式の切り替えが可能で、3つの波長を同時に照射することが可能なため、産毛から剛毛まで幅広い毛質に対応できます。
1種類で全身の毛を脱毛したい人はソプラノアイスプラチナムを選ぶのがおすすめです。
ソプラノチタニウムはソプラノアイスプラチナムの後継機種
レーザーの種類 | アレキサンドライトレーザー(755nm) ダイオードレーザー(810nm・940nm) ヤグレーザー(1064nm) |
---|---|
照射方法 | 蓄熱式・熱破壊式(切り替え可能) |
産毛への効果 | かなり高い |
剛毛への効果 | 高い |
痛み | かなり弱い |
施術スピード | かなり速い |
ソプラノチタニウムはソプラノアイスプラチナムの後継種です。
ソプラノアイスプラチナムの特性を活かしつつ、機能性や施術スピードがパワーアップしています。
最新型なので、蓄熱式脱毛の中でも新しいものを選びたいという人におすすめです。
ラシャは冷却装置を内蔵している
レーザーの種類 | ダイオードレーザー(810nm・940nm) |
---|---|
照射方法 | 蓄熱式・熱破壊式(切り替え可能) |
産毛への効果 | かなり高い |
剛毛への効果 | 高い |
痛み | かなり弱い |
施術スピード | 速い |
ラシャは蓄熱式と熱破壊式を毛質・肌質・施術部位に合わせて切り替えながら施術が可能です。
蓄熱式と熱破壊式のいいとこ取りをした医療脱毛機と言えます。
また肌表面をマイナス16℃まで冷やせる冷却装置が内蔵されており、痛みを抑えながら医療脱毛をすることが可能です。
痛みの少ない医療脱毛をしたい人、蓄熱式でも肌への負担に不安がある人はラシャを選ぶのがおすすめです。
クリスタルプロは熱破壊式と蓄熱式を切り替え可能
レーザーの種類 | ダイオードレーザー(810nm・940nm) |
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照射方法 | 蓄熱式・熱破壊式(切り替え可能) |
産毛への効果 | かなり高い |
剛毛への効果 | 高い |
痛み | 弱い |
施術スピード | 速い |
クリスタルプロはエミナルクリニックが独自開発した蓄熱式脱毛機です。
蓄熱式と熱破壊式を切り替えながら施術できるため、自分の毛質・肌質に合った医療脱毛施術を受けられます。
1台で幅広い毛質・肌質に対応できるクリスタルプロは、全身脱毛をしたい人におすすめです。
まとめ
- 蓄熱式脱毛は永久脱毛効果を目指せる
- 蓄熱式脱毛は幅広い毛質・肌質に対応できる
- 蓄熱式脱毛は熱破壊式脱毛より痛みが少ない
蓄熱式脱毛は「痛みが少ない」「脱毛効果が現れるまでに時間がかかる」などの特性から脱毛効果がないと勘違いされることが多くあります。
結論を言うと蓄熱式脱毛でもしっかり効果を得ることができ、熱破壊式脱毛と同じように永久脱毛を目指すことが可能です。
また産毛から剛毛まで対応できる、日焼け肌や色黒肌にも照射できるなどのメリットもあります。
痛みの少ない医療脱毛をしたい人や、毛質・肌質を原因に脱毛を諦めていた人は蓄熱式脱毛を選ぶのがおすすめです。